織姫達が話をしている遥か前方では、一護とグリムジョーの 激しい斬魄刀での攻防戦が続いていた。二人が衝突する度に、衝撃の強さで地面が窪み、地面の欠片が宙を舞う。刀を受け止め睨み合う両者の表情は対照的だ。
一護がグリムジョーの斬魄刀を弾くと、グリムジョーは不適な笑みを湛えたまま、斬魄刀を持つ反対の手を一護にかざす。瞬間、掌に光が集中し虚閃を放たれると理解した一護は、己の斬魄刀をグリムジョーの掌に押し付けた。
「月牙…」
一護が何をするのか理解したグリムジョーは、一護が全てを言い終えないうちにグリムジョーは斬魄刀を投げ捨て、その手でもう一つの虚閃を一護の頭上で放つ。ド ン と大きな音が響き、二種類の強い光が空に広がった。
「ははははははははは!!!」
「いいぜ!!これを待ってたんだ!!てめえを全力でブッ潰せる時をな!!てめえもそうだろ!? あァ!?」
「黒崎一護!!!」
轟々と広がる砂煙の中に一護の姿があった。
グリムジョーが放った虚閃への反応が遅れモロに受けたかと思ったが、紙一重でかわし 頬に掠めただけで済んだようだ。
「…俺は、てめえを潰す為に戦ってんじゃねえ…」
「微温ィこと言ってんな!! 言えよ!! 俺を殺してえってよ!!てめえの仲間をズタズタにした俺を!!引き裂いて殺してえんだろ!!」
一護の言葉に対して力強く異を唱えたグリムジョーは、目を細め声のトーンを落としてまた話し出した。
「…俺は許さねえぞ…。俺がこの傷を残してる意味を…てめえは知らなきゃならねえ…!」
「てめえの咽を掻っ切って どっちが上か解らせてやるぜ!!!」
- 74 -
← →
ココロ
top
ALICE+