Re 1996:04/10ディアー.へ
私はディアー.
優しい朝のやわらかな日差し
赤いレンガの街並みを覗く窓 レトロな石畳の道 大きな時計塔
メルヘンチックな景色も 君には見慣れたいつもの風景
今日の衣装は藍色のチュニック
特徴的な刺繍がチャームポイント
キミの「言葉」は少しへんてこりん
だけどそれが乙な感じ
「言葉」が伝わるか心配かな? あの子もそうだったんだよ
下手でも大丈夫 わからなくても大丈夫
届くだけでいいんだよ
枕元を眺めながら キミはクスクス笑っている
あの日のことを思い出して 素敵な笑顔を覗かせている
白い壁にはピンクのキャミソール
星がキラキラ たくさんのキャミソール
あの子は私が大好きだから 君に届けるたくさんのキャミソール
キミもいつも嬉しそうに 星の飾りを眺めているね
オシャレな飾りが見つからないの? この辺には売ってないかなぁ
でも大丈夫 キミは絵が得意だよね
可愛いイラストを描こうよ
ウサギさん 星マーク 二人の女の子
キラキラのラメはないけれど キミの星で彩られた素敵な藍色のチュニック
じゃあ出発だ
生まれて初めての飛行機
真っ暗で外は見えないけど 空の旅もとても素敵
キミの想いをのせていくよ
真っ暗狭い部屋の中
ガタガタ揺れて 運ばれて 行き先は・・・ここかな?
小さなアパートの入口へ
え〜と、なんて言うのかな? コンニチハ?コンバンワ?
・・・よくわかんないけど お邪魔しまーす
コートがちょっと厚いから 一目じゃキミは気づかないかな?
広げてごらんよ 素敵な藍色のチュニック
やっぱりそうだ
あの星飾りみたいに キミの瞳はキラキラ輝いている
「言葉」はちょっぴり変だけど 分かるよね 伝えたい気持ち
ん? 泣いているのかな?
電子辞書に涙がポタポタ
あの子が君に伝えたかったこと
こんなにたくさんあったんだよ
どれもこれも感謝の気持ち
一人ぼっちだった彼女に一生懸命 身振り手振りでキミは話しかけた
一緒に歩いて文化や生活を伝えた 一緒にたくさんの思い出を作った
そのどれもこれもが嬉しくて キミに届けた藍色のチュニック
ありがとうじゃ足りなくて たくさん絵を書いて 想いを届けようとしたんだ
キミもあの子と同じ
この服を この「言葉」を 木目のタンスに飾り付ける
寝返りをうてば目に入る ステキな手書きの星飾り
目を閉じても輝いているね
あの子のおうちと同じ 二人共同じ星の下
素敵な夢が見られるといいね
私はディアー.
大切な言葉で
二人の夢が彩られますように
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