ご都合異能編1

会話が多い

〜身体だけが小さくなっちゃった・中也編〜
視界に入る小さな手を開いたり閉じたりを繰り返す。いつもの手より一回りも二回りも小さくなったこの手はどうやら自分のものらしい。実際、先程まで着ていた洋服には皺が寄る所の話ではなく、明らかに子供が成人男性の服を着ているような有様であった。ついでに帽子で視界が塞がって腕に挟む。
中「…まじか…まじかよ…なんか視界低いと思ったら身体小さくなってやがった…つーかこれ何歳だ…?」
「あれ、中也!また小さくなっちゃったの!?あらら〜」
中「!?」
声も明らかに高くなっており、自分が小さくなったと実感する。現実を受け入れられずにいれば声を掛けられた。名前だ。名前が俺を見て、俺の名前を呼んでビックリしてる。否、以前にも同じ事が起きたのでそこまで衝撃は走っていないようだが。ビシリと躯を固まらせていると、やがて名前は首を傾げて悩む素振りを見せた。
「あれ、飛びついて来ない。いつ頃の記憶まであるんだろう…」
中「ッ!ぅ、うー!」
「おっと、よしよし名前だよー分かるかな…」
中「…うー」
咄嗟に記憶が無い方向で名前の腰に飛びついてしまったが、これ駄目じゃねえか?否駄目だろ。呑気によしよし俺の頭を撫でてくる名前に危機感もっと仕事しろよと内心訴える。というか、これどうすんだ…

この後何だかんだバレるも普通に甘やかされる

〜身体だけが小さくなっちゃった・名前編〜
「…ん?」
「あれ、躯が小さくなってる…?まあ善いや、仕事に問題無いだろうし」
「あ、中也」
中「あ?何でこんな所にがk…名前?名前か!?名前だろ俺は中也だ分かるか?もう大丈夫だ問題無ぇ、1人でよく頑張った」
「え?あ、うん」
中「これから俺がずっと傍に居るからな。手前を捨てたりとかしねぇから安心してくれ。仕事も家は勿論便所だって怖いなら着いてってやっても善いし手前が望むならふ、風呂とか?いいい否別に下心とか無ぇから」
「トイレもお風呂も1人で大丈夫です」
中「そうか手前は偉い。偉いな。こんなチビなのに偉い」
「中也も小さいじゃない」
中「そうだ何処か行きたい所あるか?遊園地?水族館が善いか?前行きたいって云ってたもんなよし今から有給もぎ取ってくるからちょっと待ってろ」
「ちょっと中也待ってよ躯だけ小さくなっただけだから!聞いて!ち、力強…!だ、誰かー!中也を止めてー!」
中「おい抵抗すんじゃねえよどうしたんだ?」
「人の、話を、聞けー!」
中「ン"ッッッか、可愛い平手打ちじゃねぇか…」
「もう!聞いてって云ってるじゃない!」
精神共に小さくなった彼女の本音を思い出してパニックで暴走する中也
この後無茶苦茶怒られた