ご都合異能編3
中也が短期任務に出て行った。名前はマフィアに滞在し、他の同僚は中也に着いて行ったので必然的に1人で黙々と作業を続ける。
仕事は辛うじて中也が放って行ったものが大量にあるので問題は無い。否、仕事をやらない事に対しては問題はありすきるのだが、中也が帰ってくるまでは手持ち無沙汰になる事は無さそうだ。
そんな中、バタバタと廊下が足音で騒がしいのが耳についた。その騒ぎはやがて近づいてきては名前の居る仕事場の扉をガンッとけたたましく音を立てた事により、静かになった。
「名前さん!名前さーん!」
「え、何?」
「ちょ、こっち来て下さい!!!」
あくまで静かになったのは足音だけであり、同僚の出す声は大変煩いものであったが。
同僚が名前に着いてこいと云ってくるので大人しく着いて行けば、マフィアのエントランスに連れて来られた。そこには中也が居た。
「うあー!」
「え?」
中也も居た。
「名前か?」
「え、何これ」
「中原幹部が分裂しました…」
いつも肩に掛けてる上着を着て同僚に抱っこされた推定7歳の中也と、いつもの服が少し大きいのかズボンの裾を数回折って着用してる推定15歳の中也が居た。
「まじか」
「まじです」
名前は気が遠くなった。
7歳の中也ーチビが男の腕から降り服を引き摺りながら、軽い足取りで名前に飛びついた。その躯で容赦無く名前を無自覚に攻撃した。
「う"っ」
「あっこー」
抱っこをせがみながら躯に飛びついてくるチビをそのままなんとか抱き上げれば、15歳の中也が血相を変えて私達に大股でズカズカ近づいて来た。
「はぁ!?手前何抱っこされようとしてんだ名前に迷惑だろうが!」
そう云うや否や中也がチビを引き剥がそうと脇に腕を入れて抱き上げようとする。
「やあああ!!!」
離れたくないのかチビは足を利用して名前の胴に絡み付け、絶対離れはしないと躯で抵抗した。
「いでででで!」
「名前が痛がってんだろうが!離れろや!」
「いーーーやあああ!!!」
「中也ちょっと引っ張んないで!」
「…」
中也は大変遺憾だという態度を全面に出しつつ、名前の云う事なので渋々チビを離した。対してチビは自由の身になった為に腕を名前の首に巻きつけピッタリ隙間無く引っ付いた。
こうして名前の大激闘の幕が上がった。
〜ひっつき虫〜(15→15歳の中也 7→7歳の中也)
15「手前離れろや!」
7「やっ!あっちいけ!」
15「はぁ!?何で俺が名前から離れねぇいけねえんだよ!手前があっち行けや!」
7「ふんっ!」
「子供だ…」
7歳と張り合える15歳
〜あそぼ〜
7「あーしょーぼー」
「だーめーよー」
7「ぶぅ…」
15「おらクソ餓鬼、手前何名前に構って貰ってんだ手前はあっち行っとけ」
7「やっ!ちいくん、あしょぶ!あっちいけ!」
15「はぁ?手前と遊ぶ時間なんざ無ぇよ。俺と一緒に過ごすからな」
7「はー?」
「チビ君言葉覚えるのは善いけど柄悪いのはやめて」
7「?あーしょーぼー!」
15「手前はあっち行ってろ!」
7「いーや!あっちいけ!」
「静かにして」
「「はい/あい…」」
〜ご飯〜
7「ちょーらい」
「はいはい」
7「んぐ、ふふ」
15「名前、俺にもくれ」
「はいはい」
15「ん、美味えな」
7「ちょーらい!」
「はいはい」
7「あむ、おーし!」
15「名前、俺にも」
「私の分無くなるからもう駄目」
7「ハッ」
15「手前今鼻で笑ったか?あ?」
7「おーし!」
「美味しい?良かったね」
7歳ばかり構ってる名前に大変不満そうな15歳とドヤ顔してる7歳
〜仕事〜
7「んー!んんん!」
「いててて、チビ君私仕事してるから腕引っ張んないで」
7「いーや!あしょぼ!」
15「手前は頭悪いもんなぁ?」
7「はあー?」
15「ハッ手前は餓鬼だから仕事なんざ出来ねえだろ。対して俺は出来る。名前、何か手伝う事あるか?」
7「ちいくんも!ちいくんも!」
「じゃあこれ出来る?」
15「…」
7「ちいくんはー?」
「ちいくんはこの紙でお絵かきしといて」
7「あい!」
15「…俺はあれだ、襲撃なら問題ねぇ。」
「書類しかないです」
この後無茶苦茶お絵かきした