書評
「紫陽花」
【商品力】B
【ストーリー力】A
【構成力】C
【文章力】B
【ジャンルとしての魅力】B+
【次回作期待値】A
【総合評価】B+
【編集部より】
前作の「あじさい」からさらに人物の造形が深くなったと思います。光也と真里の、不安定さと居心地の良い関係性が伝わって来て、ラストはグッと胸を突くようなものがありました。
しかし、構成が惜しいです。まだ高校生で瑞々しい感性を持つ小夜の視点で語られるパートが魅力的なので、先輩との恋は彼女の視点で最後まで描いた方がいいように感じました。
最後に光也はなぜ雪子のもとを離れたのか、その理由は読者には少し伝わり難いかもしれません。あともう一歩、光也の心に踏み込んで描くことができれば、読者を掴む作品になると思います。
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