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後になりますが、お金持ちではあったようで、そう…ひろのりさんが…高校での時はね、親が愛想を尽かしてしまってお金だけは渡してくるんだって言ってました。未だにたまに集ってます。
ですが、中学生って……いや、高校生でもそうですが、それ聞かされたときにふと思ったのは…そうだ、あの頃からなんか、ご両親の気配、消えてたんだなって思い当たって。
うーん、何がかは、わからないけど、最初は確かに、ご両親がいる気配、してたんですけどね。
そうだなぁ、その時期だかどこかで、夜中に、外で騒いでる人があっちにいるみたいね、なんて話も家でしてました。
あれ、ひろのりさん家の話なのかなって、僕は後々思いましたけど。
よく、酷い親だったって言ってますから。あまり聞くとちょっと…なんで、やめといてるんですけどね。出て行っちゃったのかなって。
それでも矛盾は勿論あるんで、だから、本当にわからない人なんですよ。
…僕、ちょっとだけきっと、同情もしてるんだと思いますよ。そりゃあ、わかってましたから、小さい頃から、多分この人と一緒にいちゃいけないんだろうなって…。
大きいのはまぁ、お姉ちゃんですけど。それもなんか、言い付け破ってるような、そうじゃないようなで………。
受験勉強、そういえばお姉ちゃんは机に向かって夜までやったりって、見ましたけど、あの人から微塵も感じたことがなくてというか、僕が覚えていないのかも、しれないけど…。
先輩はどうしてました?
…あぁ、ですよね。僕もそうでした。やっぱり、そういうもんですよね。
時期によっては、やっぱり三人で少しだけ話してすぐ帰ろうかとか、そういうのもあったんです。
あ、でもそうだ。そんな時期に僕、入学したんだ。あ、そうだそうだ。じゃあゼリー事件のあとだ。
微妙な空気になっていた中、僕も入学したし、お姉ちゃんも進学したしで、僕も友達は出来ましたし、ひろのりさんと、ちょっと距離があった時期もありました。…はい。
そんな時期、そういえばひろのりさん、彼女とかいましたよ。女の子といたの見たことあります。
…はは、でもまぁ、ぶっちゃけ彼っていまでもそうなんで、多分その辺はあんまり関係ないんでしょうね。
……まぁ、それもわからなくないですよ?きっと、なんでそんなのと、て思いますよね。僕もずっと思ってます。毎日、どこかで。
さっき、先輩が言ったやつ、良いですね。誰かのくそったれな世界が、愛しいって。ちょっときちゃいました。
……でも…、多分僕はそれにはなれないんですよね、もう………ホントに。
どこから間違っちゃったんでしょうね、僕がちゃんとしてればとか、もう、だって、無理ですからね、死んじゃったら戻ってこないもん…。
…いや、どうなんでしょう。もう、なんともというか…当たり前になっちゃってて。一緒にいなきゃいけないってゆうか……。
…この傷の話?………んまぁ、じゃあ、あとで…。でも、本当に上手く話せるか…ちょっとわかりません。いまもこう話ながらちょっと片隅に浮かんできちゃって、お姉ちゃんの………。
実は、第一発見者ってやつだったんです。
……ぅん、はい、まぁ、無理しませんから。大丈夫…。
ん?痛くないですよ?
でも、最初痛かったような。これやるとき、気が紛れてるんで。あと単純に慣れかな。ホントは痛くないとやってもなんか意味ないんですけどね。
ん?あ、いや、わかりません。そんなに深いですか?そうでもない気もしてますけどね。物によるんじゃないかなぁ。
血は出ますよ、怒られますから、よく。でも洗濯僕がしてるんだけどなシーツ。そう考えると腹立ちますね。
あ、すみません…なんか、そんな顔しないでください。えっと、これ、思ったより僕のせいというか、勝手なんで。
………話、戻しましょうか。
んと、えっと…どこまで話しましたっけ。
あぁ、ひろのりさん家か。
阿久津さんってお家です。
そうそうそう、彼女ね。女の人と一緒にいるのたまに見かけましたよ。
「彼女出来たんだー」
てお姉ちゃんがなんか、言ってたんで、お友達かな?違うよーって言われて、そうなんだーって。
だから、あまり行っちゃうとお邪魔しちゃうね、て言われて、少し寂しかったんですけど、そういうもんなんだなって思って。
お姉ちゃんねー…どうなんでしょう、聞いたことなくて…いなかったんじゃないかなぁ、いや、流石にいたかなぁ。お姉ちゃん美人でしたし?んーでもあれじゃないのは間違いないですよ。
あ、はい。それは言い切ります。あり得ない。…と、思う、いや、そうじゃないんだよな。
あ、すみませんね。
そうですね、フェードアウトしなかったというか、うーん、そう、僕がお友達と遊んでいると、公園に来るんです。
いつの間にか自然とまたひろのりさん家に行くようになって、僕が理解し始めたのは小五ですね。最初はわからなかったです。
彼女出来たんでしょ?て聞いたこともあります。
なんか、凄い…冷たい感じで「そんなもんが何?」とか、「あんなもん」とか…。
あ、なんか言っちゃいけないこと、言ったのかもしれないって…最初は…薄々なんか、この人たまに別人みたいだなって思う瞬間、あったんですよね。
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