「おい、着いたぞ」

屯所に着いた。

『……。』

「おい、どうしt……」
土方はどうかしたのかと思い後部座席を覗くと……。

「何、寝てんだ!!」

『はひっ!? 何っ首もげる!!?』

土方さんに肩を“ブンブン”揺すられ、首がもげそうになってた。

「寝てんじゃねぇよ!」

『だって、眠いんだもん!』

「はぁー、もういい。早く下りろっ、行くぞ!」

土方は呆れたようにため息を付いた。

『はーい!』

「はぁー」

土方はもう一度深いため息を付いた。



中に入ると畳の部屋に連れて行かれた。

土方さんが近藤さんを呼びに行くとかで、待たされてる。


「近藤さん連れてきたぞ、ついでに総悟も」

「ついでとは酷でェですぜィ、土方さん」

「トシ! お前が言ってた子って、この子か?」

「あぁ」

『どうも』


うはぁ、近藤さんに総悟だぁ!
やっぱり近藤さんはゴリだなっ!!

なんて和葉が思ってると…。


「人の話を聞け!!」

『!! 首がもげるぅぅ!!』

またもや土方さんに肩を“ブンブン”揺すられてました。

『うぅ、酷いですよ土方さん!!』

首元を押さえながら唸ってる。

「人の話を聞かないのが悪い」

『勝手に話を聞いてない事にしないで下さい!』

「じゃぁ、誰が、どんな話をしてたか答えて見ろ」

『……』

「ほぉーら、聞いてねぇじゃねぇか!!」

『うぅ……』

とうとう和葉は泣き出してしまった。

「あー、土方さんが女の子泣かせたァー!」

「トシ! 言い過ぎだぞ、可哀想だろう!!」

近藤さんが和葉の頭を撫でながら、土方さんを叱る。

「……、悪かったよ」

土方さんは、ばつが悪そうに謝った。

『うんん、私も話を聞いてなかったし、ごめんなさい(ニヤッ』

「(くっ、こいつ確信犯か!?)」

そうです、土方さんで遊んでみました。
テヘッ!


まぁ、お遊びはココまでにして、本題は入りまーす!


「まずは、名前聞いてもいいか?」

近藤さんが言う。

『須永 和葉です』

「じゃあ、和葉ちゃんは何で空から?」

近藤さんに聞かれて、私は全部話すことにした。

『それは、かくかくしかじかだからです』

「またそれかよっ!!?」

土方さんがツッコんで来た。

『だって、最初から話すと長いんだもん!』

「だからってそれはないだろ!?」

『いいんですぅ。読者の皆様は「―プロローグ―」から読んでくれてるから、かくかくしかじかで分かるんですぅー!』

「それって、ココの管理人がめんどくさいって言ってるって事だろーが!!」

はい、そうですけど何か?
by管理人

「はいじゃねぇだろはいじゃっ!?」

『まぁいいじゃないですか』

土方さんの肩を叩きながら和葉が言う。

『この連載が続いてるだけ、いいじゃないですか……』

「……そうだな」


ということで、戻ります。



「って言うことは、和葉は住むとこないんですかィ?」

『まぁ、そうなるね!』

「住むとこないのに、何で呑気に言えるんだよ!?」

『ポジティブ イズ ベストですから!』

「それ、意味分かって言ってますかィ?」

『……分かんない!』

「分かんないのかよっ!?」

『ワタシニホンゴシカワカリマセーン!』

「「お前バカだろ」」

「まあまあ、2人とも落ち着け」


兎に角、住むところを確保しなければ!

『近藤さん!』

「ん? 何だ?」

『ココに住まわせて下さい!!』

「まぁ、ほっとく訳にもいかんし。仕方ないなっ!」

近藤さんは、がははっと笑いながら、気軽よく許してくれた。

『タダで住まわせてもらう代わりに、仕事位するんで! こう見えても、剣道柔道は得意ですから!!』

「おう!これからよろしくなっ! 和葉!!」

「よろしくでさァ」

「……」

『よろしくお願いしまーす』


土方さんだけは納得出来なさそうな顔をしてたけど、連れてきたの土方さんだしね。


こうして、和葉は真選組に入隊という居候をする事になった。


----------------

この小説のヒロインは道場の娘という設定です。

柔道は黒帯だとか、剣道も得意
他にも薙刀、弓道、合気道などを嗜んでいます
門下なども居る道場で、男だらけの家に住んでいたので家事は得意

夢主設定にも書いてありますが、そんな感じでよろしくお願いします。

ALICE+