今日は祝いじゃ、お祭りじゃぁ!!
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  • 「えー、今日から入隊する事になった和葉だ! 仲良くするよーに!!」

    『須永 和葉です。よろしくお願いします!』


    おはようございます、こんにちは、こんばんは!

    我等が真選組の和葉ちゃんですよ!


    今、こちらは夜です。

    私が屯所に着いたのが昼頃で、住んでいいと言われてから部屋を用意してくれたり、大体の人を紹介してもらってました!

    腕試しも……みんな弱かったなぁー。


    ジミーに会ったし。
    原田=ハゲとかにも。


    それから、私がどこの隊に配属されるかも決まりました!

    場所は……なんと! 副長補佐です!!

    決まった理由は、土方さんが……


    「連れてきたのは俺だ、結構やれるみてぇだから、俺が面倒見る」

    だ、そうです。
    偉そうに……土方のクセに!


    因みに、部屋は土方さんと総悟に挟まれてる部屋です。

    嬉しいやら、怖いやら……。

    朝から総悟のバズーカを喰らう土方さんを見れるのはいいけど、私の部屋まで巻き沿いにされるのは御免だ……。


    まぁ、取り合えず説明が済んだから、最初に戻りまーす!


    「今日は和葉の入隊祝いとして! 酒だぁ!!」

    「「「おおぉ!!」」」


    まぁ、真選組だかね。
    この展開は読めてたよ……。

    でも、私にまで酒注ぐか?

    私、未成年なんですけど……?

    「さ、和葉飲みなせェ」

    『ねぇ、総悟。私未成年なんだけど、総悟もだけど』

    「そんなの関係ないでさァ。……もしかして、飲めないんですかィ?」

    『そ、そんなことは無いけど!』

    「じゃぁ、ぐいっと!」

    総悟、おっさんくさい!
    もう酔ってるよ、18歳の未成年がっ!!

    『飲めばいいんでしょ! 飲めば!!』

    「そうでさぁ…」

    一気に飲めばいけるよ、うん…いや、でも…うん、いこう! せーのっ!!

    「何してんだ、オメェ未成年だろぉが」

    『あっ』

    取られた。

    「子供はオレンジジュースでも飲んでろ」

    『こっ、子供じゃない!!』

    「俺からしたら、お前はまだ子供なんだよ!」

    ボソッ
    『この、おっさんがっ』

    「んっ、何か言ったか?」

    『いいえ、別に(ニコッ』

    「……そ、そうか」

    ばっ、ばれなくて良かったぁ!!
    あれ?

    『土方さん顔赤いですよ。飲みすぎじゃないですか?』

    「ぁあ? そうか?」

    自分の顔を触って確かめる土方さん。
    土方さんこそオレンジジュースで十分だ。

    『大人だからって飲みすぎは良くないですよ』

    「分かった。それより、もう晩いから部屋に戻れ」

    『はーい、おやすみなさい』

    「あぁ」



    「土方さん……」

    「ん、何だ? そうg……」

    「死ねぇ! 土方ぁあ!!」

    「はっ!?」

    ドーンッ!!


    (ん? なんか大きな音がしたけど…。まぁ、いいや!)

    土方が総悟からバズーカを喰らってた頃、和葉は気にせず寝ました!

    因みに!
    総悟は、飲みすぎて土方さんが来た時には酔い潰れてました。

    私どんだけ迷ってたんだ……。

    酒苦手なんだもん!
    てか、この年で飲めるのもおかしいし。

    そんな事はどうでもいいか……。


    後日談

    寝てた総悟は寝相で、抱き枕代わりにしていたバズーカで、土方さんを撃ったそうです。

    土方さんは生きてたけどね。

    夢の中でも殺そうとするなんて、総悟、恐ろしい子!

    他の隊員は個人個人で飲んだり、騒いだり、近藤さんはあの、裸踊りをしてたよ。


    とりあえず。

    色々あった、一日は終わった。

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