指幻術
木ノ葉の外れ。
森へ続く街道。
夕暮れが近い。
歩く二人。
うずまきナルト
そして
自来也
ナルトが腕を組む。
「エロ仙人」
「暁ってやつ、本当に来るのか?」
自来也は前を見たまま答える。
「可能性は高い」
「九尾を狙ってる組織だからな」
ナルトが拳を握る。
「来たらぶっ飛ばすってばよ」
その時。
風が止まる。
自来也の目が細くなる。
「……来たな」
ナルトが振り向く。
木の枝の上。
黒いマント。
赤い雲。
暁。
そこに立っていた。
うちはイタチ
干柿鬼鮫
鬼鮫が笑う。
「これはこれは」
「三忍の自来也さんじゃないですか」
鮫肌を肩に担ぐ。
「九尾の人柱力まで一緒とは」
「ずいぶん都合がいいですねぇ」
ナルトが怒鳴る。
「誰だお前ら!」
自来也が言う。
「暁だ」
鬼鮫が続ける。
「その通りですよ」
「九尾の人柱力を迎えに来ました」
ナルトが前に出る。
「ふざけんな!」
その瞬間。
イタチがゆっくり右手を上げる。
人差し指。
ナルトが眉をひそめる。
「……?」
次の瞬間。
世界が歪む。
暗闇。
無数の烏。
ナルトの身体が動かない。
「なっ……!」
イタチの声。
「幻術だ」
ナルトが叫ぶ。
「いつの間に!?」
イタチは静かに言う。
「指を見た時だ」
ナルトの目が見開く。
その瞬間。
意識の奥。
暗い空間。
巨大な檻。
九本の尾。
九尾の九喇嘛
赤い目が開く。
「……うちはか」
低い声。
ナルトが叫ぶ。
「九尾!」
九尾が鼻を鳴らす。
「くだらん幻術だ」
赤いチャクラが揺れる。
外。
ナルトの身体が震える。
鬼鮫が笑う。
「おやおや」
「もう捕まりましたか」
だが。
イタチは静かにナルトを見ていた。
九尾が呟く。
「……妙だな」
ナルトが聞く。
「何がだってばよ」
九尾が答える。
「あのうちは」
「殺気が薄い」
外。
自来也が一歩前に出る。
「そこまでだ」
鬼鮫が笑う。
「これはこれは」
「三忍の自来也さんと戦えるとは」
鮫肌を構える。
「少し暴れてもよろしいですか?」
だがイタチが言う。
「鬼鮫」
鬼鮫が止まる。
「なんです?」
イタチは短く言う。
「ここでは戦うな」
鬼鮫が眉を動かす。
「……珍しいですね」
「イタチさんが引くとは」
自来也が印を結ぶ。
「甘く見られたもんだな」
地面が揺れる。
「口寄せの術」
巨大な影。
蛤。
鬼鮫が周囲を見る。
「ほう……」
「結界ですか」
自来也が笑う。
「逃げ場はないぞ」
森の空気が変わる。
戦いが――
始まろうとしていた。
森へ続く街道。
夕暮れが近い。
歩く二人。
うずまきナルト
そして
自来也
ナルトが腕を組む。
「エロ仙人」
「暁ってやつ、本当に来るのか?」
自来也は前を見たまま答える。
「可能性は高い」
「九尾を狙ってる組織だからな」
ナルトが拳を握る。
「来たらぶっ飛ばすってばよ」
その時。
風が止まる。
自来也の目が細くなる。
「……来たな」
ナルトが振り向く。
木の枝の上。
黒いマント。
赤い雲。
暁。
そこに立っていた。
うちはイタチ
干柿鬼鮫
鬼鮫が笑う。
「これはこれは」
「三忍の自来也さんじゃないですか」
鮫肌を肩に担ぐ。
「九尾の人柱力まで一緒とは」
「ずいぶん都合がいいですねぇ」
ナルトが怒鳴る。
「誰だお前ら!」
自来也が言う。
「暁だ」
鬼鮫が続ける。
「その通りですよ」
「九尾の人柱力を迎えに来ました」
ナルトが前に出る。
「ふざけんな!」
その瞬間。
イタチがゆっくり右手を上げる。
人差し指。
ナルトが眉をひそめる。
「……?」
次の瞬間。
世界が歪む。
暗闇。
無数の烏。
ナルトの身体が動かない。
「なっ……!」
イタチの声。
「幻術だ」
ナルトが叫ぶ。
「いつの間に!?」
イタチは静かに言う。
「指を見た時だ」
ナルトの目が見開く。
その瞬間。
意識の奥。
暗い空間。
巨大な檻。
九本の尾。
九尾の九喇嘛
赤い目が開く。
「……うちはか」
低い声。
ナルトが叫ぶ。
「九尾!」
九尾が鼻を鳴らす。
「くだらん幻術だ」
赤いチャクラが揺れる。
外。
ナルトの身体が震える。
鬼鮫が笑う。
「おやおや」
「もう捕まりましたか」
だが。
イタチは静かにナルトを見ていた。
九尾が呟く。
「……妙だな」
ナルトが聞く。
「何がだってばよ」
九尾が答える。
「あのうちは」
「殺気が薄い」
外。
自来也が一歩前に出る。
「そこまでだ」
鬼鮫が笑う。
「これはこれは」
「三忍の自来也さんと戦えるとは」
鮫肌を構える。
「少し暴れてもよろしいですか?」
だがイタチが言う。
「鬼鮫」
鬼鮫が止まる。
「なんです?」
イタチは短く言う。
「ここでは戦うな」
鬼鮫が眉を動かす。
「……珍しいですね」
「イタチさんが引くとは」
自来也が印を結ぶ。
「甘く見られたもんだな」
地面が揺れる。
「口寄せの術」
巨大な影。
蛤。
鬼鮫が周囲を見る。
「ほう……」
「結界ですか」
自来也が笑う。
「逃げ場はないぞ」
森の空気が変わる。
戦いが――
始まろうとしていた。
【〆栞】