D+S FF-D m-ds New!夢物語
君と、まだ見ぬ君と
好き嫌いがあるかもしれません。特に変な設定ではありませんが、好き嫌いは分かれそう。ヒロインが妊娠しているので、何でも許せる方だけお読みください。夢が壊れる方にはおすすめしません。
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◇
「あ……!」
「どうした?マリア」
読んでいた本を閉じ、隣に座る彼女の方を見る。
「動いた!」
「!」
手元の本をそれまで座っていたソファに投げ出して、俺は大慌てでマリア足元に座り込む。
彼女の幾分大きく膨らんだ腹部に左耳と右手をそっと寄せて、息を呑んで様子を伺う。けれども全く動きは感じられない。私はがっくりと肩を落とした。
「うーん。今、動いてたのになあ」
「難しいものだね。俺には分からなかったよ」
俺はよほど残念そうな顔をしていたのだろうか。マリアが申し訳なさそうにしてこちらを見下ろしている。わたしは彼女の腹から耳を離し、手のひらで彼女の腹部をそっと撫でた。
「大きくおなり。早く会いたい」
「まだ出てきたら困るわ。生まれるには早いもの」
そう言って幸せそうに笑う彼女の手をとり、口づける。先ほどまで座っていたソファに戻り、マリアをそっと抱き寄せた。
20161221
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