D+S FF-D m-ds New!夢物語


君と、まだ見ぬ君と



好き嫌いがあるかもしれません。特に変な設定ではありませんが、好き嫌いは分かれそう。ヒロインが妊娠しているので、何でも許せる方だけお読みください。夢が壊れる方にはおすすめしません。

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「あ……!」

「どうした?マリア」


 読んでいた本を閉じ、隣に座る彼女の方を見る。


「動いた!」

「!」


 手元の本をそれまで座っていたソファに投げ出して、俺は大慌てでマリア足元に座り込む。
 彼女の幾分大きく膨らんだ腹部に左耳と右手をそっと寄せて、息を呑んで様子を伺う。けれども全く動きは感じられない。私はがっくりと肩を落とした。


「うーん。今、動いてたのになあ」

「難しいものだね。俺には分からなかったよ」


 俺はよほど残念そうな顔をしていたのだろうか。マリアが申し訳なさそうにしてこちらを見下ろしている。わたしは彼女の腹から耳を離し、手のひらで彼女の腹部をそっと撫でた。


「大きくおなり。早く会いたい」

「まだ出てきたら困るわ。生まれるには早いもの」


 そう言って幸せそうに笑う彼女の手をとり、口づける。先ほどまで座っていたソファに戻り、マリアをそっと抱き寄せた。
20161221


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