D+S FF-D m-ds New!夢物語
いつもの事を、いつも通りに
扉を開けると、大きな机に山のように積まれた書類に埋もれるようにして仕事しているオルシュファンが見えた。座っているとはいて彼はエレゼン族の中でも特に大柄なのに、紙の山に囲まれて姿がよく見えない。今日も忙しそうだ。
「おお、マリアではないか!久しいな」
「久しぶり…だったっけ?」
オルシュファンはわたしが声を掛ける前にこちらに気が付いた。彼は紙の山の谷間から笑顔を覗かせて、いつものようにそれは嬉しそうな顔でわたしを見ていた。
「わたし、確か先週も来たよ」
「うむ、そうだったな。だが毎日居てくれてもイイのだぞ。お前の顔や、お前の勇姿、そして繊細な手作業を見られる毎日……イイ……!」
オルシュファンは真顔で冗談を言うと、それまで忙しく走らせていたペンを置いた。拳を握りしめて、ひたすらを鼻息荒くしている。
「あはは、ありがと。今日は納品に来たんだ」
「ともあれ、お前が元気そうで何よりだ。今日は錬金術師として励んでいる様だな。お前の薬は良く効く故、重宝しているのだ。マリア、お前は本当にイイ腕をしている」
オルシュファンはいつも、わたしの服装だけで今は何をしているのかを言い当てる。冒険者同士ならともかく、むしろ私も冒険者だが、他人の衣装を見ても職業なんかわからない。とにかく、この人は本当に人を良く見ている。
「それは良かった。足りなくなったらまた作るよ」
わたしがそう言うと、オルシュファンは「頼む」と満足そうに頷いた。
「あのね、オルシュファン。一週間くらい泊まってもいい?この辺りで幾つか依頼を受けてるんだ」
「もちろんだ。何週間でもいてくれて構わんぞ」
オルシュファンは笑顔でそう言うが、何週間もいたら他の依頼が滞ってしまう。ありがたいけど不可能である。けれど、それをハッキリ言うと悲しそうな顔をするからそこには触れず、滞在のお願いと相談をするに留めた。オルシュファンは傍にいるコランティオさんを呼び、部屋やら食事やらなんやらの手配を始める。
「なんだ。本当にたった一週間なのか」
オルシュファンは残念そうに肩を落とした。でも、初めに言った通りである。
「真顔で軽く言うから本気にされないんですよ、オルシュファン様」
と、コランティオさんが言った。こそこそと2人で話しているつもりのようだが、実は全部聞こえている。その間、オルシュファンは何枚かの紙にサラサラとサインしていた。それがどうやら外部からの者が滞在する時の許可証らしい事を、前回の滞在の時に教えてもらった。
「む、そうか。私はいつも本気だぞ」
「分かっていますよ、私はね」
コランティオさんはオルシュファンからサインの済んだ書類をまとめて受け取っている。図らずも、わたしはオルシュファンの仕事を少しばかり増やしてしまったらしい。
そこで、わたしは要件がもう一つあった事を思い出す。もう既に手を止めさせてしまっているのだから、ついでに済ませても良いだろう。
「そうそう、オルシュファン。これ、サイズ合う?」
わたしは鞄から袋を一つ取り出した。その中から一番大きいサイズを引っ張り出す。黒い生地は薄くて軽く、良く伸びるので動きやすいはずだ。
「この鎧下、良かったら使ってみてよ。試作品なんだけど、わたしは鎧を着る機会がないものだから」
オルシュファンは鎧下を受け取ると立ち上がり、まずはそれを自身のホーバージョンの上から当てた。サイズは良さそうだ。次に彼はその鎧下を上下左右に広げて、検分を始める。
「肌触りがとてもイイな!触っただけでも暖かいではないか」
「でしょ?期待の新作。少しくらいなら攻撃魔法も跳ね返すよ」
いくつかの特徴を説明すると、オルシュファンは真面目に全部をしっかり聞いてくれた。彼は鎧下を丁寧に畳むと、それを大事そうに抱える。そして、満面の笑みでわたしを見下ろした。
わたしの背はオルシュファンの胸にも届かない。目を合わせるのも、距離が近いと実は結構大変である。
「では、ありがたく使わせて貰おう」
「帰る時にでも感想を聞かせて頂戴。改良出来るところはしたいんだ」
「ああ、任せておけ」
オルシュファンはどんと胸を張った。
わたしは残りのサイズ違いを希望者に配って欲しい旨をコランティオさんに伝えて、残りの鎧下もお願いする事にした。コランティオさんは書類と鎧下を持って、司令室から出ていった。
わたしは少し軽くなった鞄を閉めて、上着を着直した。そろそろお暇しないと邪魔しては悪い。山となった書類に埋もれた人に、これ以上手を止めてもらうのは申し訳なかった。
「マリア、どこへ行くのだ」
気を遣ったつもりだったが、オルシュファンはすごく不服そうだった。来たばかりなのに、と顔に書いてある。
「うん、オルシュファン忙しそうだし、あんまり邪魔するのも悪いから」
などと話していると、コランティオさんが新たな書類を持って帰って来た。この書類はいったいどこから湧いてくるのだろう。さすがのオルシュファンも閉口する。
「ううむ、そうか。では、せめて夕食は一緒にどうだ。私の私室へ招待しよう」
オルシュファンの私室へは、何度かお邪魔した事がある。いつもちょっとイイお酒が常備してあって、ふかふかのソファーが心地よい。ただおやつを食べるだけの時もあれば、晩酌する時もある。2人で食事をした事もあった。
かといって、下心らしいものは微塵も感じた事はない。通常なら夜に私室へ入るのは避けるものだけれど、安心できる。むしろいつも楽しいし、誘われて嫌な気にはまずならない。
けれど、オルシュファンの傍に控えていたヤエルさんは、主の提案にこほんと咳払いした。
「そんなこと仰ってますが、オルシュファン様はこれから夜勤ですよ。マリアさんも来たばかりでお疲れでしょうから、先ずは休んで頂いては?」
オルシュファンはがっくりと項垂れた。ぐうの音も出ないようだ。夜勤の事一瞬すっかり忘れていたのを、また思い出したらしい。それに、言われてみれば私も長旅の後である。疲れが出て、明日からの予定に響くと困るのも確かだ。
「気持ちはありがたいけど、今晩は都合が悪そうだ」
「うむ。仕方がないな。お前に無理をさせるのは私も本気ではない」
オルシュファンはそう言って、ようやく席に着いた。
「では、明日はどうだ。お前と飲もうと思って、とっておきを用意してあるのだ」
「うん、大丈夫。楽しみにしてる」
そう言いながら、ピョコ、と自身の耳と尻尾が跳ねたのを自覚した。オルシュファンと飲むのはいつも楽しいし、彼の用意してくれる物は何だって美味しい。楽しみだな、と思わず顔を綻ばせると、オルシュファンの瞳がきらりと光った。
「では、明日を楽しみに励むとしよう。私も嬉しいぞ!」
機嫌が戻ったオルシュファンは、書類の山との戦いを再開した。
オルシュファンはわたしのこの耳と尻尾を「分かりやすくてイイ」と言う。しかし、この人こそ、耳は動かないし尻尾もないのに、大変わかりやすい。
わたしは今度こそ荷物を持った。これから借りる部屋へ向かうのだ。
案内される部屋はいつも同じ部屋である。大きな暖炉が付いていて、オルシュファンの私室からも比較的近い所にあった。ベットとタンス、さらに小さなドレッサーまで置いてあって、下手なワンルームよりもよほど立派だ。砦の中の宿舎なのになんとなく高級感が漂うのは、イシュガルトの様式美なのだろうか。他の部屋は入ることがないから知らないが、何やらとても気を使って頂いているらしいことはひしひしと感じる。
いつの間にか辺りが暗くなっていた。今日は冷えるが天気は良く、表で篝火がゆらゆらと燃えているのがよく見える。
「もう寝ちゃおうかなあ」
誰もいない部屋で独りごちる。そろそろ司令室の広い場所で夕食が始まる頃合いだが、わたしは眠たくて仕方がない。ヤエルさん、あなたは正しかった。一息ついた途端に、疲れが押し寄せて来たのだ。ベッドに突っ伏したらもう動けない。せめて着替えを、と思いながらうとうとしていた時、耳をつんざくような轟音と、獣が吠えるような鋭い音が聞こえた。
慌てて飛び起きて窓の外を確認すると、一頭のドラゴンがこの砦の外壁を突き破っていた。オルシュファンを先頭に、騎士や傭兵、滞在中の冒険者たちが必死に抵抗している。
ドラゴンはゾッとする程大きかったり最近見た中では一番大きいのではないか。今の所現れたのは一頭だけだが、こんなのが何頭もいてはたまらない。もう眠気なんてすっかり吹っ飛んでしまった。
ここは異国の者を受け入れるイシュガルトの唯一の玄関口である。そして同時に最前線の砦でもあった。オルシュファンの朗らかさで忘れがちだが、ここはいつでも戦地になり得るのだ。
ふと、竜が動きを止めた。なんだか嫌な予感がする、と思った瞬間に、竜は氷の息を吐いた。そこにあるものがすべて凍りつき、残念ながら人間も含まれる。何人かはそれで倒れてしまった。そして、逃げ遅れた部下を庇ったオルシュファンもそこにいた。彼は今にも倒れそうになりながら、激しい形相で竜や凍りついた景色を睨め付けている。
わたしは瞬時に装備を変えて、同時にチョコボを呼んだ。ここからまともに廊下を走って階段を降りていたのではオルシュファンが危ない。現にドラゴンは満身創痍のオルシュファンを狙って、次の攻撃を仕掛けようとしていた。
「オルシュファン!伏せて!」
わたしはチョコボで窓から屋根を一気に駆け降りた。妖精にオルシュファンを回復するように命じ、結界を張る。ドラゴンの爪は伏せたオルシュファンの兜を掠めていった。こちらから攻撃も加えているうちに、他の騎士達も応戦を再開する。あとは死なない為に必死で、よく覚えていない。
ようやくドラゴンを退けた頃、すっかり深夜と呼べる時間になっていた。戦いを終えた今、生きている者はみんなクタクタに疲れている。わたしもオルシュファンを回復しながら戦ったものの、彼が満身創痍である事は変わらない。気力だけで立っていたのが、彼は遂にどさりと崩れ落ちてしまった。
「オルシュファン!」
雪の上に転がったオルシュファンは荒い息をして、苦しそうにうめいている。ざっと見回しても、一番の重症者は彼である。
「オルシュファン。兜、外すからね」
とは言ったものの、兜の扱いに慣れていない上に、気持ちが焦っている。フードの様に鎧と繋がって、お面のような構造なのはわかっている。それなのに、手が震えてうまく動かない。ガチャガチャ言わせるだけで一向に外れなかった。
「マリアさん、ここは私が」
声のする方を振り返ると、コランティオさんが血相を変えてやって来た。気が急いているいるのは彼も同じだった。
「お願いします。早く手当したいのに、わたし、わたし…」
時間との勝負なのに時間だけ過ぎてゆく感覚に、わたしはますます焦っていた。
ようやくオルシュファンの兜を脱がせると、水色の髪がサラサラと雪の上に流れてゆく。しかし、その下に積もった雪はあっという間に赤く染まってしまった。
もしもオルシュファンか死んだらどうしよう。大切な友人なのに。わたしまで倒れそうなくらいだった。
「エオス、お願い」
わたしは必死でできる限りの魔法を唱えた。みるみる傷は塞がってゆくものの、やはり純粋なヒーラーの回復力には及ばない。
オルシュファンがまた呻いた。彼の眉間に皺がより、そこに血が固まっている。
やっぱり幻術もやっておけば良かった。後悔先に立たずとはまさにこの事である。わたしは溢れる涙を袖口で拭った。
穏やかな陽の光で目が覚めた。カーテンの隙間から漏れる光が煌めいている。ベッドと文机とクローゼット、鎧かけくらいしかない部屋だが、部屋や調度品の一つ一つの装飾が美術作品のようだ。ここはオルシュファンの私室だが、ベットルームに入ったのはこれが初めてだ。
何もかかっていない鎧かけに、オルシュファンの剣だけが立てかけてある。壊れてより複雑な作りになった鎧は脱がせるのに苦労した。ここに戻っていないということは、修理するか新調するかのどちらかであろう。
わたしはうつ伏せになっていた身体をゆっくりと起こした。身体がぎしぎしと軋むように痛い。そういえば座ったままだった事に気がついたが、痛くなってからではもう遅かった。
そもそもわたしはいつから寝てしまったのか。オルシュファンの容体が気がかりで、ずっと見ていようと思っていたのに愕然とするしかない。
ぶるり、と背筋が震えた。部屋の中とはいえ朝はとくに冷える。起き上がった拍子にずり落ちた毛布をかぶり直した。
目の前にはオルシュファンが寝かされている。怪我の手当は済んだものの、まだまだ回復には時間が必要だ。
オルシュファンの肩には既にいくつもの古傷が刻まれていた。いつも鎧や衣服に包まれて見えないが、彼の戦いの歴史そのものだ。
オルシュファンは騎士の中の騎士だ。古傷の一つ一つも彼の誇りなのだろう。けれど今は、わたしはそれを直視したくなかった。彼がいつ死んでもおかしくないのだと突き付けられているような気がしたからだ。わたしはオルシュファンのはだけたシーツをかけ直した。
オルシュファンのもう片方の肩は、肩から胸にかけて包帯が巻かれている。頭も包帯でぐるぐる巻きになっていて、隙間から水色の髪が出ていた。どこもかしこもざっくりと切れて深い傷だった。魔法で何とか塞いだので今の所は安定しているが、まだ油断は出来ない。オルシュファンのこんな姿を見るのは辛くて仕方がなかった。
わたしはオルシュファンの頬にそっと触れた。まだ熱がある。それを確認して手を離そうとした時、オルシュファンの手がわたしの手を掴んだ。怪我人のくせに、やたら力が強い。
「マリア」
少し掠れた声で呼ばれると、それだけで泣きそうになった。オルシュファンは生きている。その事実がとにかくうれしかった。
「オルシュファン、大丈夫?熱が出てる」
「ああ、身体が重くて熱い」
オルシュファンはわたしの顔をじっと見る。手はまだ掴まれたままだ。
「知ってると思うけど、魔法では傷の奥までは塞がらないんだ。だからちゃんと休んで治して」
わかったと言うと、オルシュファンはふうと息を吐いて目を閉じた。
「それにしても」
「うん?」
オルシュファンは再び目を大きく開くと、ついでに鼻の穴も広がった。そしてより強い力でわたしの手を握った。痛いほどではないが、相変わらず逞しいことこの上ない。
「お前の活躍を目の前で堪能できようとはな。うねる魔力を操るしなやかな肉体……イイ!」
オルシュファンの鼻息が荒い。そこだけ聞けば際どい変態のような褒め言葉が、次から次へと幾らでも出てくる。これで下心を微塵も感じさせないのだからある意味すごい。しかし、いくら褒められても自分の出来には納得できなかった。
「回復しきれなくて、ごめんね」
学者の真価は攻撃を受ける前にこそ発揮する。先回りしてバリアを張り、如何に受けるダメージを減らすかが勝負だ。大怪我をしてからでは間に合わないこともあるし、実際に後手に回ってしまってこのザマである。学者の特性といえばそうだが、情け無いやら申し訳ないやらで、今度こそ涙が出て来た。
「何を言う。お前が飛んで来てくれなけれ──」
オルシュファンは勢いよく起きあがろうとした。しかし、彼の傷は深い。うめき声と共に、敢なく撃沈した。再びシーツに沈んだオルシュファンは痛そうに顔を顰める。
「まだ起きないで。傷が開くってば」
「そうであったな」
オルシュファンは未だ痛そうにしながら、分かったと言った。
「だが、お前がいなければ私もどうなっていたかわからない。犠牲者ももっと増えていたはずだ。ありがとう」
オルシュファンはそろりと手を出した。起き上がった時うっかり離したわたしの手を、もう一度掴もうとしている。
フラフラしたオルシュファンの手を、今度は私が掴んだ。オルシュファンはその手で今度はわたしの頬を覆う。
「それに、あの鎧下にも助けられた。あれを着ていたからこそ、ドラゴンのブレスに耐えられたのだぞ」
オルシュファンは大きな親指で、わたしの溢れた涙を拭った。しっかりと目を合わせて来ると、柔らかいながらも真剣な表情をしている。
「また惚れ直したぞ。もう何度目かもわからん」
「真顔でそんな事言わないでよ」
「何を言う。私はいつも本気だぞ」
何を今さら、と言わんばかりの表情で、オルシュファンは話し続ける。
「いつも言ってるだろう。わたしは毎日でも会いたいと。何週間でもいて欲しいと」
確かに言っていた。真顔で言っていた。けれど、あまりにも軽くサラリと言うものだから、真顔で冗談を言う人なのだと思っていた。コランティオさんがこそこそと言っていた通りではあるが、本当に本気だとは思っていなかった。
「本気、だったの?全部?」
「あまりにも伝わらなかったようだがな。どうしたものかと思っていた」
と言って、オルシュファンは困った顔をした。
「しかしな、先ほど本当に死ぬかと思った時に、私は改めて決意したぞ」
オルシュファンの親指は、今もわたしの頬を優しく撫でている。それがどうしようもなく心地よかった。
「まだ生きていられるなら、今度こそお前にきちんと伝えよう、とな」
ふるふると震えるオルシュファンの手が、わたしの背中に回った。彼の目線も気持ちも、いつものようにまっすぐだ。
「私はお前の帰る場所になりたい。冒険や依頼で飛び回った後は、どうかここに帰ってきてくれ。いつか落ち着く日が来るのなら、その時はここにいてくれ」
わたしはオルシュファンの胸の上にゆっくりと着地した。そのままされるがままに抱き込まれる。
「受け入れてもらえるのなら、どうかこのまま」
わたしは「うん」と頷くだけで精一杯だった。これまでわかっていなかったけれど、いつでも快く迎えてもらえることに何の疑問も持たなかった。オルシュファンに安心していたのはもうずっと前からだ。思えばとっくに受け入れていたのに、彼を失いそうになっても気づかなかった。
オルシュファンの纏う空気がとても喜んでいる。顔は見えない。むしろ見えないのが残念だが、これまでの経験上、はっきりわかる。
「まだお前への想いを遂げていない故、死んでたまるかと思ったぞ。やはり生きているうちでないとな」
何てことを言うのだ、とガバリと顔を上げた。ほぼプロポーズではないか、と慌ててオルシュファンの顔を見る。けれどオルシュファンはそう言った次の瞬間、すやすやと眠ってしまっていた。それなりに長く付き合いはあるが、こんなにも安心しきった顔を見るのは初めてだった。
翌日、洗濯の済んだ衣類の中から無数の黒い布切れが出てきたそうだ。鎧下の試作品は激しい戦闘により、見事端切れと変わった。もはや服の体を成していない物まで含まれていたが、捨てずに洗濯してくれた気概を、わたしはありがたく受け取ることにした。
完
7/10/2025pixivにて掲載
3/18/2026
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