2番目の3
「すんません、ここってどこかわかります?」
「そこならこの先をまっすぐ行けばつきますよ。」
「ほんまに!?お兄さんありがとうなぁ〜、なんかお礼せなあかんわ……。持ちあわせがこれしかないわ、受け取ってくれへんか?」
目が悪いのかわからないが眼帯をつけ、オールバックに銀髪。まさにヤンキー。それに加えて関西弁。喋り方のせいできつい言い方に聞こえる
「いや、いいですよ。教えただけですから。」
「強情やなぁ、めちゃくちゃ真面目やん。金は持ってへんから渡さんけどもこれならええやろ、うどんのタダ券。落とさんようになぁ?」
パンっと音を立てて俺の手に握らせた後男は去ってしまった
「あれが伏黒恵か。ほんまに真面目やなぁ…さてと形代白露はどこやろ。」
はっくしょん
「うーん、こしょうでむずむずする。」
ティッシュで鼻と口を抑えながら目の前の形代はいった。俺と釘崎を誘って三人で昼御飯を食べていた
「形代って俺みたいに普通に学校行ってた感じ?一般人だった…みたいな?」
「前してたこととか気になるの?」
「男ってデリカシーないから、言いたくないならいいわよ。」
釘崎がきつい言い方をするなぁと思う
「全然、大丈夫!!すっごく面白くないよ〜、学校は行けてないの。お金なくて中退して、今だからそんなに頭よくないし。豚骨ラーメンおいしい〜。」
平然とすする形代
「気にしなくて大丈夫そうね、虎杖。」
「そうだな、釘崎。」
見た目のわりにはよく食べるし、肝が座ってそうだった。新しい自分の同級生がどんなのか気にしていたが案外大丈夫だろうな
「チャーハンも食べようかな。」
「めちゃくちゃ食べるじゃん。」
「うーん、最近なんかねぇ〜″お腹がよく空く″んだよね。」
伏黒が今日いないけどタイミング悪いなと思っていた。一人任務があって朝からいない
形代が悪いやつじゃないし、今なんかスマホを見せながら釘崎と話してるし。伏黒は最初から形代のことよく思ってなかったからどうせ同じ一年だし…うまく言えないけどさ
「ここにいない伏黒さん?あの人どんな感じなのかな、気になっちゃって」
「うーん、真面目。」
「真面目、ノリがいい方じゃないわよ。」
だいぶオブラートに包んで伏黒のことを話す
「やっぱりそうだよねぇ、私真面目よりほど遠いから改めて会うの緊張してるんだよね〜。」
「大丈夫だって!!…たぶん?」
「え〜虎杖くんが自信ないと私困っちゃうなぁ〜。」
中華屋のテーブルで笑い声が響く、仲良くなれそうなと思った
そしてそろそろ出ようかと会計をし終わって全員店から出た
自分達がでる前に中に入ってきたのは銀髪の男。短ランにオールバック、めちゃくちゃヤンキーじゃん
「―――、―――――――――――。」
すれ違った瞬間なにかをいっていた気がした
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