三番目の1


「疲れたぁ……もうヘトヘト。」

「こんなんでバテてたら持たないわよ、これから色々。」

「本当に?」

「本当よ。」


むむむっと頬を膨らませる。呪術師ってハードでは?

昨日の野鶴さんの依頼を一緒にこなしたからあんまり寝てない。ちぎってはなげ……呪霊ってこんなにいるのと思った

「あの伏黒さん…?って人に会ってみたいんだけどどうしたらいいかな?」

「まだ会ってないの?」

「うん。」


先輩達にはもうあった。THEカッコイイ女の人の真希さん。THEパンダなパンダ先輩。THEクールって感じの狗巻先輩

五条さんとかなんとかいう人は最初にあったきり会えてない

「フエラムネいる?鳴らすの楽しいよー!」

「いつ買ったのよ、それ。にしても伏黒もそんなに忙しいわけじゃないからあんたと会っててもおかしくないのにね。」

あきれながらも野薔薇ちゃんはラムネを受け取ってくれた

ピーっと音を鳴らす。時々うまくならせなくて息だけが通る

名字しか知らない、顔を知ってる私を助けてくれた人。嫌われてるのかなとも思うけれどもお互いのことをよく知らないのに嫌いもわからないし

「同じ同級生だしやっぱり一回あってみたいなー!」

「仕方ないわね、今会えそうか聞いてあげるわよ。」

「本当に!!!やったー!!さっき買ったチョコレートもあげるー。」

野薔薇ちゃんの手にチロルチョコを何個か渡す

ピコン

LINEの通知音

「………は?」

思わずそんな声が漏れてしまった。はよこい、たった四文字で呼ぶのは私と同じ立場な彼だ。銀髪ヤンキー

「行くわけないじゃん。」

拒否、既読無視しなかっただけ偉いと誉めてほしい


「駅で待ち合わせすることにしたから行くわよ、白露。」

「りょーかいー!」





来いと短文で送られたLINEのメッセージ。嫌な予感しかしない

『伏黒さ、こないだの助けたあの子覚えてる?形代っていう。』

『山の件のやつか。』

『そうそう!入学試験合格したらしいよ!』

という話をこないだ虎杖から聞いていてピンと思い付いたが…まさかな。と思いつつ基本的に釘崎は釘崎で断ったら面倒だし
渋々待ち合わせ場所に行くことにした


「えー野薔薇ちゃん、そこはこの期間限定を選んどこうよ。」

「今はそういう気分じゃないの。あんたこそさっき食べてまた食べてて大丈夫なわけ?」

「大丈夫、大丈夫〜!虎杖くんはなに食べる?」

見覚えのあるのがいるな…

「俺これにするわ…って伏黒いるじゃん。ほら、あそこ!」

虎杖がめちゃくちゃ手を振ってくる

「虎杖もいたのか。」

「そうそう、形代が誘ってくれてさ。」

形代白露、前にあったときと変わらない髪型で姿で違うのは高専の服を着ていた

「これもちもちでおいしーい!抹茶ぜんざい&お芋クレープ…さすが期間限定。あっ、こんにちは!!!」

「…帰っていいか?」

「いやいや、なに帰ろうとしてんのよ。来たばっかりじゃない。忙しいかなんか知らないけどご飯誘ってもアンタ付き合い悪いわよ。本当に…」

「ごっ、ごめんね!お腹すいてて…。野薔薇ちゃんもありがとう〜。私が伏黒さんを呼んだのは三人の話を聞いてみたいからです!!というか宿題なの〜、一瞬でいいから付き合って欲しいな〜。」


「「宿題??」」


クレープを食べながら訳を説明し始める形代

「学長先生がねー、他のみんなとの差が開いてるからそれを埋めるために学長先生から宿題?課題…?修行かな、ぽいのがでてるんだよ〜。」

「最初からそれを言えばよかったじゃん。」

「なんか宿題のために集まってもらうの嫌だなーって。あとついでにクレープを買う人を…」

「最後のが本音だろ。」

「そんなわけないよ〜。」

虎杖の言う通りで気なんて使わずに呼べばよかったくせに。第一印象がよくなかったせいもあってマイナスな印象が残っている。虎杖のように宿儺のせいで、そして本人の考えで呪術師をやっているわけでもなく
釘崎のような理由でもなく

「交流会ってそんな大変なことがあったんだね、来年は私も参加かなぁ。全然私なにも知らないや…勉強不足だね。」

「交流会でいえば東堂が嫌がってた一年も確かでてなかったんだっけ?」

「なにその話、聞いてないわよ。伏黒は?」

「俺も知らない。お前それ誰から聞いたんだ?」

「凍霞って人じゃない?私、学長先生からお前より前に途中入学してきた奴がいるって聞いたよー」

「あっ、そうそう!確かそんな名前だった気がする!」

「で、どんな奴なのよ。」

「私知らないや、名前だけしか。」


そんな感じで学校の話に始まり自分達の任務の話やら話していた。時間は思ったより過ぎていて、普通に話して電車にのって寮に戻っていく。俺を含めて三人に増えた一人で四人の一年人数の違いでなにか変わるんだろうか



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