酔っ払い(兎しっぽ紐パン)

※下品、キャラ崩壊、プロヒ

「おい、爆豪、これ見ろ」
「あ?……うさぎのしっぽ紐パン……」
「苗字に着せよう」
「……お前、あいつも聞いてたけど、どこからンな情報」
「twitterだ」
「今すぐその情報流してくる垢とさようならしろ」
「GRAPEJUICEの公式垢だが」
「あの野郎公式垢で何してんだよ」
「意外とフォロワーウケが良いらしい10万いた」
「世の中クソだな」
「コレ、アイツに着せてぇ」
「あ??まだ呑んでねぇよな?」
「さっき家で一杯引っ掛けた」
「飲み会に行く前に呑んでくんじゃねぇ」
「ピンクがいい」
「は???舐めてんのか???グレーだろうが」
「爆豪こそ舐めてんのか?ピンク一択だろ」
「お子ちゃまピンクなんか色気もクソもねぇんだわ」
「爆豪、わかってねぇな」
「あ??」
「ガキくせぇお子ちゃまピンクで色気がねぇのに紐パンうさぎしっぽ付きっていうギャップがヤバいんだろ」
「…………」
「あと、俺らの歳になってこの明るいピンクを着せられて羞恥心で涙目になるのが見てぇ」
「…………」
「その哀れんだ目はなんだ」
「性癖の拗らせ方がえげつねぇのと酒癖悪すぎだろ……」
「酒はいいな爆豪」
「アクが強すぎる」
「ピンクがいいな、爆豪」
「………………」
「ピンクでいいな、爆豪」
「……まあ、その発想は悪かねぇ」



「てことで、買ってきた」
「どうして止めないの爆豪」
「成り行き」
「ピンクだ」
「轟くん、ちょっとお店の中だからそれ仕舞おうね?」
「わかった」
「うわ、いい子すぎるねー。なんでそんな子がそんなもの買ってきたの」
「可愛かったから」
「うん、嘘だよね。さっき理由話してたよね」
「着て欲しい」
「はあ、左様で」
「爆豪も着て欲しいって言ってた。二対一だ。勝ったな爆豪、良かったな爆豪」
「いきなりの多数決」
「おい、その言い方だと俺がめちゃくちゃ見たがってるみたいだろうが」
「爆豪は中立派だからその多数決無効だよ轟くん」
「じゃ、爆豪は見ないんだな」
「あ???ざけんな見るに決まってんだろ」
「ほら」
「いや、ほらって言われてもなあ。今着てるし」
「「…………は?」」
「あ、情報公開まだだっけ。今度そこと私コラボ出すの、イメージ下着」
「聞いてねぇぞ。10枚買う。くれ」
「いや、私に言われても。お店に行って買ってね」
「10枚も何に使うんだよ」
「内緒だ」
「爆豪そういうのは聞かなくっていいんだよ。怖いでしょ」
「てか、てめぇはなんでアレを着てんだ」
「会社で貰ったから。紐パン着替えるの楽だし、結構出勤日とかは着てる」
「?????」
「おい、轟がショートしてるから辞めてやれ」
「ショートだけに」
「上手くねえからな?」
「いま、うさぎパンツなのか??」
「あ、復活したの轟くん。そーだよー」
「………………ぴんく」
「白だよ」
「………………」
「轟の心が折れた音がしたわ」
「脆いな」