出現。そして…
「な、何これ!?結界?」
「内側から破ってみよう!」
ここで私、レイア、アルヴィンで武器に精霊術や火力になりそうな力を貯めて結界を叩くけど、破れそうな様子はない
「クソッ…びくともしねぇな!」
「だったら、私達が…!」
「いきますよ!」
「でっかいの、くらえ〜!」
次にエリーゼとローエンが強力な精霊術を放つけど、それでも破られなかった
「そんな…」
「ボク達、このまま閉じ込められっぱなし〜!?」
「だ、大丈夫だよ。もっと頑張れば…」
悲しむエリーゼとティポにそう言って励まして、もう一回皆で攻撃すればいいんじゃないか?って思っていたらユリウスさんだけは首を横に振る
「無駄だ。クロノスの術は通常の精霊術では歯が立たない」
「そんな…!」
「術者を倒すか、あるいは……」
そう言いながらユリウスさんはエルをちらっと見て、やっぱりダメだと言うようにすぐに目を背ける
その様子を見た私は、やっぱりユリウスさんは前から私達より早くクルスニクの鍵がルドガーではなくエルだって知っていたのを理解した
けど、何故ルドガーがクルスニクの鍵って言われた時に違和感に思ったエルと私に黙っているように言ったんだろう?
そうだ……今なら
「ユリウスさん……非常事態に申し訳ないですけど、いい加減貴方が知っている事や何を考えて行動しているのか教えてください」
「リル!……それは…」
しばらく沈黙が流れる。けど、私はどうしても知りたい
何故、犯罪者になりながら私達を助ける事をしたのか。そして、オリジンの審判に対しての考えやルドガーを大事に思うのが本当かどうかも……いい加減はっきりしたい
ようやく重い口が開かれようとしたその時、レイアが「見て!」って大声で言ったのに驚いて、その見ている先を見ると……
結界に捕まらなかったルドガー、ミラ、ミュゼ、ガイアスがクロノスに一斉攻撃をして大きなダメージを与えていた!
術者を倒せば結界は消える…そうなればユリウスさんから話を聞けないけど、今はこの結界をなんとかしないといけなかったから優先事項として、とりあえず脱出して皆と合流をしようって考えたけど……
結界は消えなかった
何故だ?って皆が疑問に思っていると、すぐに答えがわかった。それは…クロノスが自身の体の時間を戻して傷を修復していたからだ!
「何あれ……あんなのをされると、いたちごっこみたいに戦いが終わらないじゃん!」
「このままだと、ルドガーさん達が…!」
結界から微かに見えるルドガー達の戦いを見て、なんとかしなければと焦る私達
こうなったら…
「皆!少し下がっていて!………てぇい!!」
私はオリジンの結晶の力を使って強化した短剣で結界に突き刺した!
「リル!」
「!?その力は……!」
心配しながら見る仲間達と、驚いて見るユリウスさん。私はそんな中で結界を破ろうと必死だった
早くしなければ!……さっき術を使ったからそろそろ限界が来そうだけど、奥底から持ち上げるように力を絞る
その時
「リル!」
エルが私に近づいて、私を支えるように腰の辺りを抱き締めてきた
そうしたら……
なんとあれだけ頑丈だった結界術が消えた!
「あ……!」
まるで私の力に同じ力が重なったような感覚になった。つまり……エルのクルスニクの鍵の力なのか?って思った