返り咲き


光に包まれ上へ上へ上昇していく身体は、だんだん自分の力で飛んでいるような感覚になる



……気を緩めたら落ちるかもしれない



一瞬、そう不安に思ってしまったけど戻りたい一心で、ひたすら上を目指す




白く輝く空間の中で、やがて青白く光るガラスのような壁に行き当たった





「(これを壊さないと戻れない……!)」




私はそう判断して、試しに拳を突き出してみる


当たり前ながらとても素手で壊せるものではない。武器は無いしどうしたら良いのか…と思ったが、すぐに解決策を思い付く




結晶がある




これで力を増幅させれば……!




ミラから渡された欠片を持つ手に力を込めて願う





私は……戻りたい……!





その願いを聞き入れたように結晶の欠片は輝き出し、不思議と力が溢れるのがわかった





「(よし、これなら……!)」




私は再び握り拳を作り、壁に向かって突き出す






そしたら、壁はピキピキ…と音を立て



小さな破片が飛ぶ




もう少しだ!私は拳に傷が付かないのを確認して、今度は思いっきり壁を殴り付けた



すると……




パキィィンッ!!と激しく音を立てて壁は粉々に飛び散って行く!



私は破壊した所から、吸い込まれるように先に進んだ




周りの空間とは違う輝きが先に待ち受けていて、その眩しさに目が眩む




そして………


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