道は続いていく
「ずるいって、何がだよ」
リドウは言われた言葉は何を示してるのかわからず最初はポカンとしながら握った手を離してしまうが、次に怪訝そうな顔をして私に聞いてきた
「リドウはずるいです!前回も今回もそっちからの告白で!」
「それがどうしたんだ?」
私は離されて自由になった腕を組んで、「まったくもう!まだわからないの?」って少し冗談混じりの怒ってますアピールをした
「ずっとリドウがスタートの主導権握ってるじゃないですか!なら、私からも言いたいです!」
「はぁ?」
「リドウは……私から告白されたくないですか?」
私からの告白ってのを聞いたリドウが予想もしてなかった言葉だったみたいで、少々面食らったようだ
そう、私はずっと気になっていた……いつもリドウからの言葉やアクションで私の中で新しい事がはじまる。という事が
ならそれを拒否したらいいじゃないか。って言われればそうじゃない
気持ちは嬉しいし勿論OKしたい。だけど、それだと私は昔のまま何も変わらない気がする。せっかく変われるチャンスが巡ってきたから掴んでやろう!と大きく出たわけだ
そして、私の言葉を聞いたリドウはと言うと、戸惑いながらも「い、いや……嬉しいが……」と返事をした
それを聞いて安心した!なら……
「そうですか!………でも」
「でも?」
「私から告白したいって言いましたけど………リドウがどのくらい本気かわからない。だから」
彼がどう応えるかわからない。だけど、聞いてもらえるなら……
「めいいっぱいアタックなりアプローチしてきて!それで私の心を動かしたら告白しますんで!」
なかなか傲慢で少し無茶な要求をした
そんな上から目線できる立場じゃないけど、私から告白したいのは本心だし、リドウが本気なのか不安なのも………事実
もし彼が本気だったら、こんな変な要求を承諾してくれる。という期待を込めて言ったんだけど果たして……
「……ッハハハ!そういう事か!」
リドウは笑いながら立ち上がる
「いいぜ。なら、俺はリルが振り向くまで絶対諦めないからな!」
まるで面白いゲームや賭け事を見つけて挑戦するように乗り気だ
それほど私に対して……って思ったけど、リドウの事だからモテ男のプライドに火が付いただけかもしれない
でも、なんだかんだで私も……
「前みたいなお嬢ちゃんじゃないんで甘くみないでよ?リドウ!」
すっかり乗り気になっていた
自分で言った事……それも、もしかしたら無理だと言われて終了するかもしれない自分勝手な内容で言おうか悩んだけど……
なんだか互いを高め合う勝負みたいで私もワクワクしてきた!
「さぁてじゃあ、改めまして……仕事に戻りましょうか!」
「仕事もいいが、さっそく今日から帰宅前にデートしないか?」
「お誘いは嬉しいけど、その時の疲れにもよって行かないかもしれない〜」
「なら、前みたいに大事に抱えて…」
「ノーセンキューです!!いいから仕事に集中しましょう!」
私達はそう談笑しながら開発室へ戻っていった
さぁて、これから更に楽しくなってきたぞ〜仕事もプライベートも!
そうした気持ちの現れか、足取りがリズムよく軽やかに弾んだ