見知らぬ場所




――――――――







「ん………」



ゆっくり目を開けると、視界に地面がすぐ近くに見えた


そう、私は……地面に横たわっていた





……ヤバい!

いくら光る人型にびっくりしたからとは言え、こんな路上で倒れてしまうなんて……

慌てて起き上がると、そこは




さっきまでいた大学近くの林道ではなかった!




ここは………

全体が岩に包まれた洞窟みたいな所だ



「え……何ここ……み、美央ーー!!」



私はとりあえず友達の名前を呼んだが、当然ながら返事はない

そこで



「そうだ!携帯に電話して……あれ!?」



携帯を出そうと、鞄に視線を落とした目が自分の服に行った。何故なら……



「この格好…何!?」



さっきまで着ていた白いブラウスと黒いワンピースの代わりに

紺色のスーツっぽい上着を着崩して、ノースリーブ状のシャツに水色のネクタイを首に巻いていた。スカートは長くゆったりしているが、スリットが入っている



「私の元の服どこいったのーーー!!?」




そう叫ぶと、後ろから足音が近づいて来た


私は美央、もしくは他に下校している生徒かと思って振り向くと




「な、何者だ!」




そこには黒いスーツに怪しいマスクを目に付けた男女の2人組みがいた



「え、いや、あの……」



その2人は私を見て驚いている様子だけど、私も彼らを見て驚く


え?何??この2人は……

あの格好から考えると海外警察物?それとも何かの漫画ゲームのコスプレ?

なんて思っていたら男性の方が私に近づいて話した



「ここはクランスピア社の地下訓練場だ。どこから入ってきた?」

「え?く……?」



何その会社名。聞いたことない……それに地下訓練場って……まるで軍とか警察みたいだ



「あの……」



とりあえず私はここには偶然迷い込んだ事を説明して帰してもらおうとしたら、女性が素早く私の腕を掴んだ



「言い訳は後で聞く。不法侵入として連行する」



そう男性が言うと、女性は私の腕を掴んでいた所から強く引っ張ってどこかへ連れていこうとした



「えっ!?なっ、何で?……いやっ!……離して!!」



連れて行かれたらどうなるんだろう?私は本当に何も悪い事をしていないのに、こんな風にこっちの言い分も聞かないまま連行されたくない!

なんとか逃げようと必死に足掻く


すると




「うわっ……!」

「こっ…これは……!」




突然足元がぐらっと揺らいだような気がした……

いや、おかしな言い方だが、まるで周りの空間全体が揺らいだようで……

そんな感覚になってすぐに、私はそのまま意識を失った


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