無知なる者を誘う




イラート海停に到着し、クランスピア社のエージェントがいないか探しすため宿屋に行くと

男女のエージェントが負傷していて、男性はソファーに横たわって、女性は近くの床に座り込んでいた

近づくと女のエージェントが「なんの用?」って先頭にいたルドガーを睨むけど、ソファーに横たわる男のエージェントが苦しそうにしているのを見てジュードが治療しようとする


その時、ルドガーのGHSが鳴り出てみると…




「イラート海停への到着を確認しました。探索エージェントからデータを回収し、クランスピア社に帰還してください」




ヴェルさんからの電話で、それを聞いた女のエージェントがハッとして




「失礼しました。これがデータです」




って、ルドガーにデータディスクを渡した

そして、これですぐにクランスピア社に行って渡さないといけないけど…




「でも、この人たちは……」




そう、負傷しているエージェント達をこのままにするわけには…




「データの回収が最優先事項です。大至急帰還を」




どうしようかって言っていたら、ヴェルさんからきっぱり優先すべき事をしろ。と言われた




「そんなに重要なもの?」

「ユリウス前室長が収集解析した分史世界コピーだ……」

「ん?」

「分史世界……?」




レイアの質問にエージェント達が本当に重要な物だって答えたけど




「(分史世界って言っちゃったよ…!)」




そう、彼らは分史世界と言う単語を言った

機密じゃないのか…?

それを聞いたルドガーとジュードは聞き慣れない言葉で首を傾げているし!

けど、わからない事を考えるのは後回しにしてローエンが「ユリウスさんに会ったのですね」ってエージェント達に聞く




「ええ、10人でかかったのに、相手にならなかった」

「だが、それだけは手に入れた……本社に早く!これで“道標”の探知制度が確実に上昇するはずです」




ユリウスさん……やっぱりクラウン・エージェントだから、そう簡単に捕まらないか

私は、社長の命令としてではなく、個人的に彼に会って何があったのか聞きたい

今、どこにいるんだろう…

そう思っていると、エリーゼとティポが私達に言う




「みんなは先に行ってー」

「わたし、この人達を治療させます」





エリーゼの提案に「え?1人で大丈夫?」と聞くと、もう1人一緒に手伝ってほしいとの事で………




「んじゃ、俺も手伝おっか……」




って、アルヴィンが名乗り出たが…




「エスコートなら、ローエンがいいです」

「ご指名とあれば」

「ちぇー、フラれちまった〜」

「ハハハッ、ドンマイ!」




ローエンを指名したエリーゼに、アルヴィンは残念そうにした

せっかく名乗り出たのに……次にチャンスはあるさ。頑張れっ!

って思いながら、エリーゼとローエンにエージェント達の治療をお願いして、私達はクランスピア社に向かった



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