衝撃的事実
社長室に行くと、白に近い銀の短髪で体格が立派な身体を落ち着いた赤色のコートと黒いスーツを着た男性がいた
この人が社長さんか……そう思っていると、赤い人が私にここで待っているように言って、その男性に近付いて何か話している
「あの……が………」
「はい、ですから………」
何を話してるんだろ?さっきから小声で聞こえない
そもそも何でここに連れて来られたんだろう
知らないブレスレットを持っていたから?
……まさかこれは、その社長さんのだったりして!
でも、私は本当に何も知らないけど……この状況じゃあ私が盗んだ犯人じゃないかって話しているかも
「なら……お嬢さん。ちょっといいかな?」
「は、はい!」
赤い人と話していた男性は私を呼ぶ
いきなり呼ばれるなんて思ってなかったから少しびっくりして怯んじゃったけど、返事に応えて男性の元に行った
広い机にはパソコンと沢山の資料があって、男性は立派な椅子に座っている
「リドウから大体の事は聞いた。はじめまして、私はこのクランスピア社の社長ビズリー・カルシ・バグーだ」
なっ!なんてかっこいい名前と会社名!この人は外国人……かな?にしては、日本語上手すぎ〜!
………じゃなくて、こっちも名乗らないと!
「あ、はじめまして……篠宮莉瑠です」
「よろしく。すまないが、身分証明書か何か無いか?」
「はい、この学生証なら……」
あれ?本名か確認したいのかな?
そんな、偽名とか名乗って後でバレたらのリスクを考えたら素直に名乗ったらいいっしょ
さっき鞄の中から頑張って見つけた学生証を見せると、ビズリーさんがそれをジッと見て「なるほど…」と呟いた
私はどうなるか、ゴクリ…と唾を飲んで緊張しながらビズリーさんを見る
「早速だが、落ち着いて聞いてもらいたい」
「な、なんですか?」
学生証に関しては何も言わなかったが、何かを私に話そうと切り出した
もしかして、やっぱり不法侵入とか盗難疑惑とかで警察呼ぶのかな……
怖くなりながら私は覚悟を決めて聞いた
すると
「おそらく、ここは君の知っている世界ではないだろう」
………………
「……はぁ!?」
予想もしない言葉が出てきて、思わずそう大きな声で言ってしまった