ルルイエにだって暖炉はある

2019/11/28
スローモーションで死は降りそそぐ‖待っていて、と彼は言った。必ず戻るから、と。私が頷くと、彼は一つ息をついて目を閉じた。そのまま、二度と起き上がることはなかった。三日ほど様子を見てから、お気に入りの紫苑の花の中に彼を埋めた。これで彼を忘れることはないだろう。


prev or next
top page