記録
ノーチラス号のかたちを真似た瑕瑾
2021/04/03
とある街の奥まった中心部、寂れた商店街の一角に“○○”という店があった。とは言っても申し訳程度に下げられた看板に気付く人は滅多にいない。‖
降り注ぐ雨が窓を洗う。久しく乾いたままだった大地が水を欲しているかのように、強い風雨が止む気配はなかった。刹那一筋の稲妻が轟き、薄暗い室内を鋭く照らした。
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