ノーチラス号のかたちを真似た瑕瑾

2020/01/31
しのぶことは出来ぬ故‖煌びやかな蝶が舞った。鈍色に光る魚が翻った。美しく生きたその跡たち。ひとつ、またひとつと新しい生を目の当たりにする度に私はその者達に引き込まれていった。森、海、空。各地、好きなところを旅してきた者達は、今この小さな箱に収められている。彼らが生きてきた彼の地を思い描けば、何故だか涙が溢れた。


prev or next
top page