4分33秒のテディベア

2020/12/03
きみに嫌われたい‖痛くなるまで手を洗う。日和った夏を愛するやつらにはわかんないでしょう。この冷たい水の痛み、皮膚の擦り切れる程の痛み。


2020/12/02
きみの視界を煌めかせたい‖逃避を求める君よ、常に遠いどこかを望む君よ、拙いぼくの言葉を笑うな、彼とあの子の人生を見下すな、セイジツの向こうにある、君がたどり着きたいと願った精神世界を見よ


2020/12/01
腫れぼったい春の熱情‖私を切り取るなんてして欲しくはなかった。私はどこを切り取っても金太郎飴みたく私だけど、それでも一本の私をカバンの中におさめて欲しかった。100分の1サイズの私では、私の1%もわからない。


2020/11/30
知りたくはない‖この経血の量も、髪の毛に内蔵されたDNAも、私を情報化するわるいきかい


2020/11/29
どうかマッチで火をつけて‖君のせいで着れなくなった服がいくつもあるんだ君は知らないだろうけど


2020/11/28
教えてもらったあのバンドの解散によせて。‖・・・たまに思い出す黒の時計の物語と、ナンバリングTシャツの廃棄と、高円寺駅北口のホテルについて言うのはもう野暮
・・・同窓会はつまらんナイト



2020/11/27
目に見えるだけの愛を信仰しているんだ‖ちょうど二年前の今日、手品師は高速道路に飛び出したらしい。心の運動によりからだの節々が痛む夜、きみにフラれた日のことを思い出してさらに疲労を覚えたのさ。語彙のない詩人より。


2020/11/26
ベトナム、ホー・チ・ミン空港に佇むきみの幻にキスを。‖いつのまにか彼氏をつくることをやめた女は毛穴を殺すことに尽力しているの今


2020/11/25
恋の墓場‖「そうでなくても生きていけるよ」と、優しい脳みそが囁く町で、わたしは田舎の仏壇をどうにかこうにか目前に浮かばせて、正気の嘘を保っていたのだった。


2020/11/24
忘れらんない、忘れらんないよね‖詰め替えの洗剤をそのまま使うきみやタバコの吸い殻が落ちまくった駐車場やあの急激に春風が吹いたけたたましい夜の事


prev or next
top page