ノーチラス号のかたちを真似た瑕瑾

2020/10/14
わたしはもう世界を必要としない‖「ロックンロールはそんな事で死んだりはしないよ」
カレはそう言って青春の波の中に消えた。



2020/10/13
ビートルズよ消えないで‖「発熱」
頭と腰と指と目と、ぜんぶがぜんぶルールを破ってく。どこかがノーマルじゃなくて、どれもこれもユウジュアルでない。ぼくはフラつきながら公道に飛び出て世のなかを仰ぎみた。間違いない。せけんは熱に浮かされている。マジシャンはもう鳩を飛ばさない。
「おやすみそしてさよなら」



2020/10/12
アクエリアスの青になれ‖「痛み」
ポカリスエットの甘味が喉を過ぎ去る時にだけ消えてゆく、それは喉の痛み/ひとりぽっちの夜に立ち現れる、呪詛を吐いて捨てるぼくはまるでイタい/新しくおろしたヒールをわざと音立てながらイイ女気取って歩く、イタいあたしの踵がスリキレテあぁ
「痛い」



2020/10/11
わたしは娘さん‖「世界が消えていく」
口にしたはずなのに、その声は聞こえない。高速道路を行くたくさんの車にかき消されて。わたしの弾丸はわたしをギュンッと貫いた。けれど銃声は聞こえない。わたしは確かに言ったのに。
「ばん」



2020/10/10
遊覧するグリセリン‖可哀想な女の夢を見た。
若くて美しく、恵まれた女が、たった独りでみじめに死ぬ夢を見た。女はわたしは不幸だと言った。生まれて死ぬまで彼女はずっと、わたしは不幸に違いないと信じていた。
不幸な女。憐れな女。しあわせにひとつも気がつかないで、おまえは涙の海で溺死するのね。



2020/10/09
世界の果てで逢いましょう‖君のキミのきみのSNSを監視してるわたしの顔はたぶん恐らくすごく気持ちの悪いニコニコ笑顔なんだと思うの・それって新しい幸せの形


2020/10/08
今日、キミと星になれた‖わたしを叱るあなたは、なんて滑稽なことでしょう。まるできゃんきゃんと鳴くいぬのようで、酷くよわい者に思えます。いとしいいとしい弱むしのあなた。かわいいかわいい幼気なあなた。わたしはいつまでもあなたに叱られて居たいのです。だから何度でもわたしは粗相をして退ける。いつまでも、いつまでも。(幸せならきみの頬を叩こう)


2020/10/07
愛しさが爆発して死ぬ迄‖その夜を駆け抜けた。君とふたりのよるだった。どうしようもない例の失敗について、貴方はいつもの調子で「気にすることはないのです」と言う。それはそれはほんとうに何時ものチョウシで。がんじがらめの関係だと云う事を、ぼくらは既に皮肉にも知っていた。(愛は震えるほどにものを言う)


2020/10/06
君は劣等星‖「トリセツなんかじゃおまえみたいな特殊セイブツの取り扱い方は一切わかったもんじゃないね」
訳:きみをわかってあげられるのは僕だけ



2020/10/05
麦酒とピース‖階段を登るときの温度・きみという上昇気流・大金をはたいてしまいたい約束・こんなところに落ちていたのに、素通りしちゃったそんな夜



prev or next
top page