落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する

2020/08/25
打ちのめされてぐちゃぐちゃになった球体はたぶん君の死体‖ピアスホールから膿が出て、わたしの脳みそと人差し指を汚していく瞬間を幸せな気分になりながら見つめているよ。


2020/08/24
夏が来るよ。わたしがきみがあなたが愛した、あんなに素晴らしい夏が来るよ。‖去年のことを思えば思うほど貴方のことを嫌いになっていくから、わたしは思い出に補正をかける。誰もがしているこの作業を、わたしはこの歳でようやく覚えたのだった。


2020/08/23
どうかどうかどうかどうかこの手を握ってほしいだけ。それだけ。‖ちゃんと生きようね。われわれは、君が思ってるほど世界に否定された存在ではないよ。


2020/08/22
去年の日記を見返すわたしを殺してくれよ百点満点の欲望‖
みんなみんなみんなみんなみんなみんな幸せになってさ、クズみたいなわたしを笑えばいいね



2020/08/21
ぼくはこの街でも労働者だよ‖マルボロを喫みながらさあ、林檎を聴いて安アパートのベランダに腰かける時代錯誤なわたしを、きみは好きになってはくれないかね。


2020/08/20
うすぐらい街で、ぼくはゾウの夢を見る‖大好きだよ、あなたみたいになりたかったんだよ、そうしたらわたしはあなたと同じ哲学をして、同じ本棚にかくれてねむるんだ、わたしはどうしようもないただのブスだけどちゃんと家賃を払ってお味噌汁を作ってるのよ


2020/08/19
可愛い可愛いあのこはね、みんなみんな死ねばいいのにって、心から思ってる、ほんとだよ‖あんたには関係のない事ばかりだ。おもしろくもないTVショーに文句でも言ってりゃいいよ、いずれ健やかに死ねるようにさ。あんたには関係のない言葉ばかりだ。おもしろくもないラヂオに耳を傾けて詩でもつぶやいてりゃいいよ、いずれ女を口説けるようにさ。


2020/08/18
幸せになりたかったですまる‖魂を洗いたい。洗剤を付けてゴシゴシこすって、部分洗いののちに洗濯機に入れたら、ついでに柔軟剤も使ってさ、ぴかぴかでふわふわの魂でもって、もうあと10年生きてみたい。


2020/08/17
鼻筋が通ったら死んでもいいよ‖わたしを蔑んで蔑んであなたのプライドが満たされるなら、わたしはどこまでもブサイクな女でいてあげるからさ


2020/08/16
透明人間が泣いている‖ぎゅってしてくれたらいいよ。ぎゅっとしててほしいんだ。ママでもお化けでも殺人鬼でもいい。ぎゅって、ぎゅってさ、ただそれだけでいいからね。例え別れたあなたでも。


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