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ホグワーツでの生活も慣れてきた頃、日付は12月を過ぎクリスマス休暇が迫ってきていた。地元が日本である私とタイリーはさすがに短い期間のために帰ることはできないため、グイフィンドールで唯一残ることにした。クリスマス休暇は皆帰るそうだ。日本ではそんなにクリスマスが定着してないからわからないけれど、イギリスではクリスマスは家族で過ごすものなのだそう。
「なら、私とタイリーは一緒に過ごさないとだね」
そう一言タイリーに言えば、タイリーは恥ずかしそうに笑いながら「はい」と言った。
クリスマス当日。朝起きて談話室に降りれば、すでにタイリーがソファに座って待っていて。
「おはようございます、お嬢様」
「うん、おはようタイリー」
「お嬢様へたくさんのプレゼントが届いていますよ」
そう言われてクリスマスツリーの下を見れば、積み重なっている沢山のプレゼントがあって。私は思わず走り寄ってそれらを一つ一つ手にとって見た。
「タイリーにもあるよ!」
後ろにいるタイリーにそう言えば、タイリーも笑顔を浮かべながら近寄ってきて、二人で座りながらそれを眺めた。
アンジーからは、可愛いシルバーで出来た写真立て。アリシアからは、美味しいマドレーヌの詰め合わせ。フレッドジョージからは二人で一つなのか、なんだかよくわからないもの。(多分悪戯グッズだろうから後であける)リーからは可愛い髪飾り。(失礼も承知で言うなら意外にもセンスがいい)家からは高級な和菓子セットだった。
そして、一番大切な家族のタイリーから。
「…わぁ…!!!なにこれ、可愛い…!」
タイリーのプレゼントは、ビーズで出来た小さいリボンのついたブレスレットだった。あまりにも可愛くてすぐにその場で手首につけて、タイリーに笑いかける。
「どう?」
「とてもよく、お似合いです」
タイリーが優しく笑いながらそう言う。恥ずかしくって、にへらと笑いながらもう一度ブレスレットを眺めた。
隣ではタイリーがゴソゴソと包装を解いている音が聞こえる。
「…ヒヨリ様」
「うん?」
「ヒヨリ様からのプレゼントも、とても、嬉しいです」
実は私も、タイリーにあげたプレゼントはブレスレットだった。
革紐でできた、タイリーのイニシャル付きのブレスレットだ。初めて出会ったあの時から、ずっと私のそばで私を守ってくれていた大事な人へのプレゼント。その革紐には、自分が日本で培ってきた守護魔法をかけていた。
「私が沢山、守護魔法をかけたから。それをつけてる間はタイリーは怪我も病気もナッシング、だよ!」
タイリーが驚いたように目を見開いて、そしてそのブレスレットをぎゅっと抱え込むのが見えた。
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