<後書き>

此処まで読んで下さりありがとうございました。

以下、後書きやら、出た設定やら出なかった設定やら、
好き勝手に、本当に好き勝手にいっぱいしゃべっております。
下記のようなものが苦手な人はバック推奨。
今まで、MEMOでも色々言ってるのでそちらもぜひ。


※夢主の外見も出てきますが、これはあくまで管理人が思っていたイメージであり、夢主の本当の外見は皆様の心の中です。一応伏字にはしておきます。

※文豪ストレイドッグス以外の作品の名前がぽんぽんと出てきます。
※本編のテンションではありません。





<あとがき>
○最初の思い付き

「悲しみとか怒りとかがよく分からないが故に喜びまで忘れちゃった主人公」
「他人の事思いやれない結構最低な太宰さん」
「そんな二人を優しく見守る織田作お父さん」達による、
人として何処か欠けてしまった二人のハートフル(ボッコ)ストーリー

を書きたいなあ、と思ったのが最初でした。それが大分捻くれて今の形になりました。

「二人が普通の恋をするまで」、というのはこの頃から変わってはないです。
「普通」、というのはいろいろな意見があると思います。私も「いや『普通』ってなんだよ……ひとりひとり違って良いじゃないか……」みたいな生意気な意見を持ってます。ですのでここで言う「普通」に、大した意味は有りません。
夢主は人の命を大事に出来るようになって、太宰は他人を思いやれるようになって、其処で初めて、依存でも何でもない普通の恋が出来るだろう……そういう位の意味しかないのです。


○夢主と太宰の関係
イメージの元は、「B.A.D.」の小田桐とあさとでした。「生きる理由」云々とかそこから強く来ています。
太宰さんの夢主への感情は、「花魁地獄」2巻にて、「君の体が手に入るなら心なんて要らない」という光秀の考えに、「じゃあ逆なら如何だ」という発想が浮かんだのが元です。


○夢主設定いろいろ(自分用にメモしてた物の一部なのでごちゃっとしています。※は追記)

人を殺したくない。しかし確固たる理由が無いためいつか殺してしまうかもしれないと不安に感じていたところ、織田作にアドバイスをもらう。以来彼のことを尊敬している。

性格のイメージは「殺し愛」のシャトー。
基本無表情。意外と顔に出たりはする。
※書いてるうちにシャトーからかけ離れましたが。

↓伏字。夢主の外見イメージ
髪は濃い灰色、向かって右側に簡単にまとめてるだけのサイドダウン。瞳は暗い青。
基本何の変哲もない黒スーツ(パンツ)。コートは黒で男物、父の形見。
身長は155cm。化粧等はしてない。凄く美女ではないが平均的な顔なのでそこそこ可愛い。一寸でも化粧したら化けるタイプ。
※ロシアっ娘みたいですね……。敢えて、桜の花と逆のイメージにした、というのもありますが、正直に言うと、趣味。



能力について
・物の寿命は質量の様に『感じる』。長いほど重いような大きいような。
・ただし寿命であり、例えば他殺による死亡は予測できない。
・なお太宰さんの寿命は見えない。本人に触れば見えなくなるし吸い取ることもできなくなる。
ここから本編でわかる事実
・他殺等で死ぬとしても、それがあまりにも明確だと『寿命が極端に短く』見える。
・それによって他殺を予測することは不可能ではない。やろうと思えば回避もできる。
※なお、11話、銃撃に気付いた事について。夢主は気付いていないが、隠れている狙撃手と銃の『気配』(寿命の質量)を感じ取り、無意識に判断した……というチートみたいな設定だった。

桜の花言葉は
「優れた美人」「純潔」「精神美」「淡泊」
彼女自身を連想させるものでもある。
※桜の種類によっても違いますが、近い物を選んで。


○桜
能力名は、ゲーム「討鬼伝」の任務、「桜、散りゆく覚悟」からきています。
タイトル「何時かの桜の」の由来は、最終話の二人の会話を読んでいただければ。
ちなみに、桜の花言葉は、書き始めてから調べたので、夢主のイメージに合ったのは結構ミラクルでした。


○太宰と織田作
太宰さんは上記の通り、「他人の事を考えてない」という意識で書いていました。夢主の事も含め。実際最後らへんになるまで、夢主の都合やら夢主の気持ちやらを一切気遣ってません。13話の最後の会話は、あれも結構自分本位の感情に寄る物です。16話、夢主は色々心配してましたが、このまま二人で逃げ出したらヤバかったのは寧ろ太宰さんの方……というイメージ。16話の最後に、やっと夢主の言葉が届く。

織田作はもう、お父さんです。部下になった夢主を娘の様に思ったお父さんです。年齢的には兄妹だけど。それ以外の考えは、もう、無かった。余談ですが、夢主の父は織田作に似ている感じで書いていました。夢主は織田作に父の姿を無意識に重ねていた、という裏設定があります。

「織田作に救われて、太宰を救う話」でもあったかもしれないですね。


<追記>
その翌日に知ったのですが、一月十日が彼の命日だったんですね。
単なる偶然ですし自己満足に過ぎませんが、彼の命日の前に二人が再会できたのだと考えると、少し感慨深いものがあります。



以上で、後書きを終わりたいと思います。

此処まで読んで下さり本当にありがとうございました。


(2017.01.09)
ALICE+