二人で酒を

桜夢主は酒強い
詐欺師夢主は抑々飲まない


※詐欺師夢主
「私もあと2年で成人ですか……」
「成人何て気にせずとも良いのだよ。さあ」
「何が『さあ』ですか。酒を差し出すんじゃない。飲みませんから」
「18なんて成人と変わらないよ?」
「貴方とは飲みません」
「……ふうん……そう云う事。別に付け込みはしないのに」
「それでも、です」
「まあ、良いよ。楽しみに待ってるからね、君と飲めるのを」
「何を父親のような」
「其処は年上の恋人のような、って云ってほしいなあ」
「それこそ無いですよ。そうですね……貴方と飲む日が来るとしたら、其れこそ―――」
二人で笑いながらウイスキーを飲める日が来たとしたら、それが僕らの命日だ
お題:喉元にカッターお題配布bot 
※なお夕飯食べながらの会話


※桜夢主
「夜桜を見上げながらの酒。良い物だ」
「桜は見飽きましたが、酒は良いですね」
「君って意外と強いよねえ……織田作も感心してたよ」
「感心する処が……」
「ふふ……却説、もう一回乾杯しようか」
「私はもう。明日も早いですし、帰りましょう」
「いいじゃないか。二人で寝坊しよう」
「……はあ。仕方ないですね」
「おや、今日はお優しい」
「私も酔っているのかもしれませんね。夜桜に」
ツイート:2017.06.26

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