「あれ、夢女ちゃん。こんなとこで何してんだ?」
「左近か。別に何処におってもええやんかー」
「いや、構わねぇけどさ。大体いっつも客人が来たらすっとんでくっしょ。今、雑賀孫市が来てんの知らねぇの?」
「知ってるよ。やから話が終わってからこっそり覗きに行こうかと…」
「ええっ!あのどんだけ密約とか重大な会議してても構わず乱入する夢女ちゃんが!」
「うっ…そう思われてたんか。反省します」
「一体どうしたってぇのさ?」
「…何ていうか…三成って結構孫市の事気に入ってるやん?やから三成の前で孫市と並べないってゆうか…」
「はぁ?」
「あのナイスバディで美人でクールで男前で非の打ち所の無いお姉様と並ぶと自分のダメ具合が強調されるというかっ!」
「あー…」
「あーってなんや。あーって。そこ否定するとか慰めるとかしてよ」
「いや…てかそんな事今更じゃねぇの?夢女ちゃんの駄目なとこ全部ひっくるめて三成様は夢女ちゃんの事好きなんじゃねぇの?」
「………かなぁ?」
「そらそうっしょ。三成様が選んだんだし。てかあの三成様と一緒に居られるのは夢女ちゃんだけだと思うぜ」
「…かなぁ?」
「そうそう。ほら、俺も一緒に行ってやるから、後で茶でも出しに行こう」
「うん!ありがとう、左近!ついでに孫市にサイン貰おう!ハグとかしてくれへんかな」
「それはわかんねぇけど…」
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