「夢女、いるか」
「はーい。どうぞ」
「今日は何の日か覚えているか」
「今日…誕生日……?じゃないし…」
「ほわいとでえだ」
「あっ!そっか!うちとしたことがうっかり忘れてた!」
「先月の礼をしに来た」
「やったー。何かくれるの?」
「夢女…」
「え、ちょっ何!?何かくれるんやないの!?何で帯ほどくの!?」
「私をくれてやる」
「や、ちょっ、結構です!まだお昼ですよ!ひゃあぁっ!どこ触ってんの!!」
「拒否は認めない」
「認めてっ…ん……あっ…ちょっと…ダメっ…」
「おとなしく私を受け入れろ」
「無理ぃ…せめて…襖…閉め……っ」
ドスーン!がさがさがさ
「っ!?」
「いたた…ったく、刑部の奴…いきなりぶっ飛ばしやがって」
「なっ!官兵衛!?」
「ッッ!?」
「あ?げっ三成じゃねぇか……ってあれ、もしかして邪魔しちまったか?」
「官兵衛……貴様ッ!」
「ちよっと待て!小生のせいじゃない!刑部が…」
「やれ三成、どうしやった。おお、暗もおったか」
「白々しい!小生をここにぶっ飛ばしたのは刑…」
「刑部ぅーうぇー」
「おぉ、夢女よ、どうしやった」
「ダメって言ったのにぃ……三成がぁ……官兵衛…み、見られたぁ……ぐすぐす…」
「しょ、小生は何も見てない!」
「うぇー!貧乳って言われたぁ」
「おお、よしよし。ほれ、こっちへ来やれ。われが着付けてやろ」
「うん…」
「官兵衛…頭を垂れろ。赦しを望んで希え、そして首をはねられろ」
「なぜじゃー!」
「…夢女」
「………」
「夢女」
「いません」
スッ
「夢女」
「いませんってば。勝手に襖開けやんといてよ」
「…すまない」
「……ダメって言ったのに…」
「…あぁ」
「無理って言ったのに」
「…夢女は私に触れられたく無いのか?」
「そんなこと無いけどさぁ。真っ昼間やし、外からまる見えやったしさぁ。なんてか時と場所を考えて欲しいってかさぁ」
「では何時ならいい」
「えっと…夜で密室で二人っきりでとか…」
「わかった。今だな」
「えっ!ちょ、確かに今の条件に当てはまってるけどっ!ムードとか流れとかいろいろ…」
「知らん」
「あぁぁぁ…墓穴掘った……」
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