おいでよ、又兵衛


「半兵衛とお出掛けとかいつぶりやろうなぁ」

「そうだね。僕がずっと忙しかったから」

「うちは嬉しいけど、せっかくの休みやのにいいん?休まんで大丈夫?体調は?」

「かまわないよ。最近は体調もずいぶんと良くてね」

「そっかー、なら良かった。でもしんどかったら言うてや」

「わかったよ」

「じゃあとりあえず、あっこのお団子食べに行こう!」

「ふふ…もう休憩かい?」

「まずは体力つけないとな!」

「あぁぁ!は、半兵衛さんじゃないですかぁ!?」

「君は…」

「あぁー!又兵衛!」

「あぁ?アンタ誰」

「夢野夢女っていいまーす。わぁー又兵衛やぁ!」

「オレ様に馴れ馴れしくすんじゃねぇよ」

「夢女君、あまり彼には絡まないように…」

「えーいいやん。あれ、又兵衛って何で豊臣からおらんくなったんやっけ?」

「あぁ?」

「それは…」

「まぁなんでもいいや。又兵衛は豊臣戻ってこやんの?おいでよ」

「夢女君!?」

「だって又兵衛強いしさぁ。なんつーかほっとけないって言うか。豊臣にいたら戦力になるって」

「えっ本当ですかぁ?本当にそう思ってるんですかぁ?」

「もちろん。秀吉にも聞いて…」

「夢女君!ほら、あの店に行くのだろう?急がないと売り切れてしまうよ」

「あぁ!忘れてた!早く行こう!じゃあ又兵衛、いつでも大坂城遊びに来てよ。またねー」

「…………」




 



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