「バーベキューしよう!」
「ばぁべきう?」
「ばぁべきゅうとはなんだ?」
「んーと野外で肉やら野菜やら焼いて食べることかな」
「何故わざわざ野外で食事をする?」
「楽しいから。週末はお店休みやしさぁ、秀吉、半兵衛、いい?」
「うーん…そうだね。折角夢女君が夏休みだし、いいんじゃないかい?」
「そうだな。」
「やったー!じゃあ週末の為に買い出しせんと!左近、付き合って!」
「了解!」
「マジあちぃー!早く川に入りましょうよ!」
「だらしないぞ左近!この程度の暑さで音をあげるな!」
「でもほんと暑いよ、三成ぃ…ちょっとだけ!足だけ!な?行こう!左近!」
「ヒヒッ、夢女はまだまだ童よなぁ。」
「子供やもーん!きゃー!冷たーい!うりゃー!」
「うわっちょっ夢女ちゃん!ほんと冷たい!」
「うへへ。水も滴るなんとやらやろ。あーきもちぃー。」
「確かに!ほんと気持ちいいっすよ!三成様!」
「左近!夢女!貴様ら秀吉様と半兵衛様の手を煩わせるな!即刻その戯れを止めて準備をしろ!」
「ひぃっ!すんません!」
「ごめんごめん〜。」
「やれ三成、ぬしも夢女と戯れたいからと左近にあたるのはやめぬか。」
「なっ!刑部!私はそんなこと…」
「ふふっ。構わないよ、三成君。君たちも先に遊んでおいで。」
「ですが、半兵衛様!」
「構わん三成。まだ準備をするには早い。我らも一休みするところだ。」
「秀吉様がそうおっしゃるのであれば…」
「三成、刑部、ちょっと来て!魚!」
「やれ、我もか。」
「夢女君、服が濡れてしまうよ。先に水着に着替えたらどうだい?あぁ、車のカーテンはちゃんと締めておくんだよ。」
「はーい。」
「みずぎ?」
「水に入るときに着る着物らしいっすよ。ちなみに三成様と刑部さんのもありますんで。」
「…われもか…?」
「先日夢女ちゃんと買って来たんすよ。夢女ちゃんがえらく妙な笑顔をしながら選んでましたよ。」
「「………。」」
「ちょっと左近。妙な笑顔って失礼な!何が似合うか真剣に考えてただけやんか。」
「…ッ!」
「…やれ、ぬしは…羞恥というものがないのか?」
「ちょ…どーゆう意味やねん。そら見苦しい肉が多いとは思うけど…ちゃんとラッシュガード着てるやんか!」
「夢女君、そういう意味ではないと思うよ。」
「?」
「彼ら、もとい僕らのいた時代では女性がそんな風に肌を晒す事はないからね。」
「あーなるほど。…ってかすがは!?孫市は!?」
「うん。だから彼女たちも破廉恥…かな。」
「そう…か……じゃあこの水着は駄目かな……着替えてくる…」
「えぇー折角買ったのに。似合ってるよ!ねぇ、三成様、刑部さん?」
「あ…あぁ。」
「……ほんまに?」
「やれ、よう似合うておるわ。」
「…ありがとう。じゃあ3人も着替えてきてな。」
「夢女よ…なんだその妙な笑顔は…」
「ちょっ、秀吉まで妙な笑顔って言わんといてよ!…イケメンの水着姿…これは楽しみすぎるやろ!ムフムフ。」
「「……。」」
ガラ…
「夢女……これはー…」
「キター!みつなりぃぃぃぃ!!!美脚キタコレー!」
「!?」
「ちょっと夢女君、おちつきたまえ。三成くんがひいてるよ。」
「ハッ!ご、ごめん!ちょっと我を忘れてた!」
「いや、…これでいいのか?」
「うんうん超イイネ!!」
「やれ夢女、その気持ちの悪い顔をどうにかしやれ。」
「ハッ!刑部!!左近!!ちょっ!ケータイ!カメラ!!」
「………夢女君。」
「あー目の保養になるー!」
カシャ。カシャ。
「………。」
「ぬしは真おかしな女子よな。我のような男を見て喜ぶなど…」
「えー刑部いいよ!うち刑部大好きやもん。あーでも包帯あるから普段とあんま変わらん格好なんが残念かなー。」
カシャ。カシャ。
「…ヒヒッ…ほんにぬしは…」
「…ふぅ。…さぁ暑いし早く川に入ろう!ちょっと三成、その素早さで魚捕まえてぇや。」
「…食うのか?」
「え…食べれるんかな?とりあえずこのバケツに入れよう!誰が一番捕まえれるか勝負!負けたらバーベキュー後にみんなのアイス買ってくること!」
「へへっ!なら負けらんねぇっしょ。」
「…われもか。」
「もちろん!で、私は網使うからね。」
「え、ちょ!ずりぃ!」
「ズルくない!このバサラ者共め!」
「ほら、食え。」
「夢女、私はもういらんと…」
「あん?大漁だった三成様がなにをおっしゃいます。お疲れでしょう?うりうり。」
「ヒヒッ。いくら三成にあたろうともぬしの負けよ。マケ。」
「何で網が素手に負けるかなー?」
「いや、あんだけ水音たてながら魚を追いかけ回してたら魚も逃げるっしょ。」
「むぅ………えい!…もぐもぐ。」
「あぁ、俺の肉ー!ひでぇよ夢女ちゃん!」
「ほらほら、そんなはしたない事せずに。秀吉特製の焼そばができたよ。」
「やった!食べるー!」
「…夢女よ、ぬしはちと食い過ぎではないか?」
「うっ…だ、だっておいしいんやもん。あ、三成が泣きながら焼そば食べてる。」
「秀吉様が……作られた…焼そば……」
「あー食べたー!お腹いっぱい!」
「確かに。秀吉様の焼そばがうますぎてついつい食べすぎちまいましたよ。」
「しかし、アイスは別腹よ、ベツバラ。」
「うっ…覚えてたか…てか別腹とかよく知ってるな、刑部。」
「ヒヒッ。夢女よ、契は守ってもらうぞ。」
「……じゃあちょっと行ってくる。」
(あ、花火が売ってる。いいなぁ。やりたいなぁ。でも暗くなる前には帰るよなぁ……あ、アイスアイス〜。)
「ねぇねぇ。君、一人?」
「え?」
「今、そこで遊んでんだけどさ、どう?一緒に。」
「え、いや、いいです。(てかお店で大量のアイス買ってんだから暇なわけないだろ。)」
「えーいいじゃん。じゃあさ、番号教えてよ。ね!」
「っ…!手、離してください。」
「まぁまぁ、そんな怒んないでさ。」
「もう!うっとおしー…」
「おい貴様、何をしている。」
「あぁ?なんだて…め……」
「何だ。」
「ちっ…な、なんだよ。男いるなら早く言えよ!」
「……何だあいつは。」
「……さすが凶王様の睨み。」
「?」
「や、うん…とりあえず助かった。ありがとう。」
「ふん。秀吉様と半兵衛様が心配しておられる。さっさとあいすとやらを買って行くぞ。」
「あぁ、はいはい。」
「お待たせー。適当に買って来た。」
「夢女よ、少々時間がかかっておったようだが。」
「あぁ、うん。ごめん、選ぶの手間取ってもうて。」
「……本当かい?三成君。」
「…見知らぬ男に捕まっておりました。」
「ちょ、黙っててって言ったのに!!」
「成る程。ナンパ…かな?僕が直接話をつけに行こうか。」
「ちょっと半兵衛お兄様恐いよ!"怒りを込めて"を発動してるよ!!」
「も、申し訳ありません!私めがついておりながら…今すぐ残滅してまいります!」
「やめて!余計に物騒やから!手頃な枝を拾わないの!!」
「…………。」
「何だ夢女、何故そのようにわれのあいすを見やる?」
「あ、いやー…刑部のレモンシャーベットも美味しそうやなぁと。」
「ヒヒッ、これはわれのよ。夢女のはホレ、抹茶であろう?」
「……刑部、抹茶食べれる?」
「?あぁ。」
「じゃあちょっと一口交換しよ。もらうなー。」
「ッ!?」
「あーサッパリウマー!はい、刑部もどーぞ。」
「…いや、我は…いらぬ…。」
「えーそうなん?うち刑部の食べちゃった…」
「いや、構わん…」
「そうなん?じゃあいいや。あ、皆のもちょっと貰いに行ってこよう。」
「………………。」
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ただ単にBBQしたくて書いたら着地点が見つからない。
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