「なあ、お前の目にはこの空は何色に見える?」
ナックルスタジアムの屋上から見上げた空は、雲一つない快晴だ。青年の口をついた言葉は問い掛けという形ではあったものの、彼の視線はその瞳と同じ群青色の空へと向けられている。
「……青、だな。言葉通り、青空に見えるぜ」
その問いが、答えを欲して発せられたものかは分からない。それでも、隣に佇むもう一人の青年は自慢のマントを風にはためかせながらありのままの感想を返した。