だから、私が一体何をしたと言うのだ。目の前でにこやかに微笑むイケメンを見て「こ、コナンくんのお友達って言うから…小さい子だと思ったのに…こんなデカいピンク頭のイケメンが来るなんて聞いてない!!詐欺だ!!わぁぁん!!」と顔を覆って泣いた。
「これは…褒められてます?」と首を傾げたピンク頭のイケメンに「…多分?なんかイケメンが怖いらしいよ」とコナンくんがアイスコーヒーが入ったグラスを両手で持つ。松田さんから私のことを聞いたらしく、既に慣れたような視線を向けられている。
「もうやだ…これだからイケメンは…コナンくんのことももう信用出来ない…」としくしく泣きながら呟けば「えっ」とコナンくんが目を見開く。「私は帰ります!!サヨナラ!!もう会うことは無いでしょう!!」と席を立った私の手はパシリと誰かに掴まれた。
恐る恐るその手の主を辿れば「おや、悲しいですね。まだ会ったばかりで自己紹介もしていないというのに」と優しく微笑むピンク頭のイケメンと目が合った。掴まれた手首がじわじわと熱を持っていく。
「名前!?な、何ですか!!私の名前を知ってどうするんですか!!」と悲鳴を上げた私にコナンくんは苦笑いで「普通に仲良くなりたいだけだよ?」と首を傾げてくる。普通って何ですか。
「仲良く!?このイケメンが!?私と!?絶ッッ対詐欺!!信じない!!」と掴まれていない方の手でテーブルをダンッと叩けば「面白い方ですね。ぜひお近付きになりたいものです」と微笑みかけられて頬が引き攣った。
「ひぃぃい…ッ!!刺される!!タヒぬ!!もうやだぁあ!!」と全力で首を横に振って嫌だと主張する私を見て「ふっ…くくっ…」とピンク頭のイケメンが肩を震わせる。おいコラ何わろてんねん。
「ちょっとokyさん面白がらないで。悪化するから」とようやくピンク頭のイケメンを止めに入ったコナンくんに、思わず「止めるのが遅いよ!!!」と声を荒げてしまい、苦笑いのコナンくんに「ごめんって」と雑に謝られた。