今タバコ吸ってんだけど

いつもより少しだけ早めに目が覚めた松田が香澄ちゃんを起こさないようにそっと起きてキッチンの換気扇の下でタバコ吸ってたらぺたぺた足音が聞こえてきて「なんで、いなくなるの」って不満そうな香澄ちゃんの声と共に後ろからぎゅうって抱き締められるから思わず肩を震わせて笑っちゃう。

「お前寝てたろ」ってタバコ吸いながら言えば「……なんでおこしてくれないの」って背中に頭をぐりぐり押し付けてくる。上裸だったのもあって髪の毛がチクチクくすぐったいから「くすぐってぇよ」って笑いながらお腹に回された手をぽんぽんと叩いて「一回離せ」って言えば渋々手が離れる。

振り返ってタバコを持ってない方の手を広げて「ほら、」って言えば唇を尖らせた香澄ちゃんが勢いよく胸元に突撃してくるから軽々受け止めて「悪かったって。許せよ、な?」って香澄ちゃんの頭のてっぺんにちゅってキスをする。

「やだ」って言う香澄ちゃんに「ちゅーしてやるから、顔上げろ」って言えば、ぶすっと唇を尖らせた香澄ちゃんが顔をあげるからちゅって優しくキスをする。

「……もっと」って言いながらう、って唇を突き出してくる香澄ちゃんに「俺今タバコ吸ってんだけど?」って言えば「いいの。はやく、ちゅーして」って言ってくるから「へいへい。仰せの通りに、お姫様」って笑って腰に手を回して唇を重ねる。

そのまま香澄ちゃんの唇を食べるように深く唇を重ねれば苦かったのか香澄ちゃんの眉間にきゅうっと皺が寄る。だから言っただろと思いながらも強請ったのは香澄ちゃんだから松田に止めてあげるという選択肢は無い。

膝が抜けて一人で立ってられなくなるくらい深いキスに溺れて朝から息も絶え絶えになっちゃう。
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