※痛い表現アリ※いろいろ注意※
警察学校組の皆のせいで前に逮捕された悪い人たちに攫われた香澄ちゃんが「アイツらの弱みを吐け」って脅されて「し、しらない…っなにも、しらない…!」ってかたかた震えながら言うんだけど「じゃあ喋りたくなったら喋ってくれよ」って頭を押さえつけられて何度も何度も水の中に頭を突っ込まれる。
苦しくて息ができなくて鼻から入った水で鼻の奥がつんとするし、沢山水を飲んでしまって気持ち悪いし、死への恐怖で体が震える。「がぼ…っ、げほ、〜〜っ、!ぅえっ、げほっ、んぐ、」って無理やり顔を上げられて、水の中に突っ込まれて、を繰り返されて頭がぼうっとしてくる。
段々抵抗する力も無くなってぐったりしてくると「寝てる場合じゃねえだろうが」って今度はお腹を蹴られたり背中を踏み付けられたりする。痛みで目は冴えてしまって「ぁ…っぐ、げほっげほ、げほっ、」って小さく丸まって痛みに耐えるしかない。
痺れを切らした男たちが何かを香澄ちゃんに振りかざした瞬間、長い足で扉を蹴破った萩原が「ど〜もぉ、ちょっとお話お伺いしたいんですけどぉ…いいですよねぇ?」ってにっこり微笑む。
たじろぐ男たちに「安心しろよ。詳しい話は署でゆっくり、たっぷり聞いてやっからよ」ってにんまり笑った松田がこき、って首を鳴らす。「悪いが、手加減してやれるほど余裕はねぇぞ」って伊達もパキパキ指の骨を鳴らしてる。
裏口の方から逃げようとした男たちの足元に何の躊躇も無く一発撃ち込んだ諸伏が「彼女に手出しておいて、逃げられると思ってるんだ?」ってにっこり笑うからぞわぞわ鳥肌立っちゃう。
1歩後ずさった男たちに「さて、覚悟はできたか?」って降谷が笑いかけたのを合図に全員が一斉に男たちに飛びかかる。あっという間にボコボコにして降谷が慌てて香澄ちゃんを抱き起こす。
上半身はずぶ濡れだし、お腹や背中にべったり靴の跡が付いてるから、何をされたのかがすぐに分かってしまって助けられなかった悔しさで胸が痛くなる。気を失っているだけで呼吸はしているから命に別状は無いって分かってるけど、香澄ちゃんが感じたであろう痛みや恐怖を考えると泣きそうになる。
ぎゅううって思い切り抱き締めれば「ぅ…っ、」って微かに呻き声が聞こえるからハッとして体を離す。「香澄?」って呼びかければ、そろりと瞼が開いてゆらゆら揺れた瞳が降谷を捉えて、くしゃりと顔が歪む。
「ふ…っ、るや、さん…っ、」ってぽろぽろ涙を流して縋るように必死に手を伸ばそうとする姿に降谷も我慢できなくて目に涙が滲む。「来るのが遅くなってごめん…っ、もう、もう大丈夫だから…!」って思い切り抱き締めれば香澄ちゃんが「ふ…っ、ぅ、ぅぁ、〜〜っ、」って声を押し殺して泣く。
降谷だけじゃなくて皆心配してたから病院に運ばれる間も、運ばれてからも、ずっと傍を離れない。香澄ちゃんが眠った後、怖い顔の松田が「おいゼロ、あのバカ共の取り調べは俺がやるからな」って唸るように言うけど「管轄外なんだから無理に決まってるだろ」って降谷が一蹴する。
「大丈夫だよ、松田。俺が責任もって取り調べするから」ってにっこり笑った諸伏が松田の肩にぽん、って手を置けば「うっわぁ、諸伏ちゃんの本気の取り調べとか絶対受けたくないやつじゃん」って萩原が心底嬉しそうに笑って言う。
「安心しろ。言われずとも、目に物見せてやるさ」って不敵に笑う降谷を見て「イラついてるのは俺もだが、あんまりバレるようなやり方するなよ」って伊達が意地悪そうな顔で言うから「バレないようなやり方なら良いってことだよね?」って諸伏がくすくす笑う。
「さぁてな。俺には何のことだかさっぱりだ」って肩を竦めて笑う伊達の隣で「さっすが班長!分かってんじゃん!」って松田がご機嫌に笑う。香澄ちゃんの知らない所で着々と進んでいる犯人ボコボコにしてやろう計画と怖い目に遭った香澄ちゃんを目一杯甘やかしてやろう計画が同時に進行することになる。
「さて、それじゃあ…わざわざ彼女を狙ってまで一体何がしたかったのか、詳しく話して貰えるかな?」って微笑む諸伏から犯人は逃げられないね。