悪魔の電化製品

肌寒くなってくると「研二あったかい」ってくっ付いてくれる香澄ちゃんがいて、それが堪らなく愛おしくて大好きだったのにとうとうコタツが出てきてしまって「テメェ…」ってコタツを親の仇かな?くらいの目で睨んでる萩原がいるから「何してるの?」って香澄ちゃんに首傾げられてる。

「俺から香澄ちゃんを引き剥がそうとする悪魔の電化製品…」って言いながらもしっかりコタツで暖まってるから「その割には仲良さそうだけど」って香澄ちゃんがクスクス笑う。

「良い奴だから余計にムカつくんだよなぁ…」って唇を尖らせる萩原に「コタツの話だよね?」って香澄ちゃんが益々楽しそうに笑う。コタツを出た香澄ちゃんが萩原の横に立って「研二、ちょっと後ろに下がって」って言う。

「なに〜?」って言いながらちょっとだけお尻を後ろにずらせば、コタツと萩原の間に香澄ちゃんが腰を下ろして「私は欲張りなので、研二もコタツも、どっちも欲しいの」って悪戯っ子みたいにニシシッって笑うから「はぁぁ〜〜……すき……」って香澄ちゃんのお腹に手を回してぎゅうううって抱き締める萩原がいる。

そろそろ暖かくなってきたからコタツ片付けようかって言うと「俺と香澄ちゃんを引き剥がそうとする悪魔の電化製品…」ってまた文句言い出すから「散々好き好きって言ってたくせに急に手のひら返すじゃん」って香澄ちゃんがまた笑っちゃう。

「それはそれ、これはこれじゃん」って無茶苦茶なこと言うから「嫌って言っても離れないから大丈夫」って笑った香澄ちゃんが萩原の頬にキスをしてあげるよね。萩原は電化製品に踊らされてるのか、香澄ちゃんの小悪魔な態度に踊らされてるのか、どっちなんだろ。
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