もしかして、私のため

【寝る時脱いでいい?】の続きみたいな

爆処と同棲中の香澄ちゃん、チャイムが鳴ったから出ようとしたら「はいストップ」って萩原に腕を引っ張られてソファに逆戻り。「お前はここにいろ」って松田に肩をぐっと押さえられるから大人しく着席すれば、松田が淡々と対応してくれて、横では萩原がじぃっと玄関を見ててちょっと怖い。

戻ってきた松田に「何だった?」って萩原が聞けば「香澄がこの間頼んでたやつ。新しいスマホケースだろ」って小さめの箱を松田が香澄ちゃんに渡すから「わ、ありがとう!」って受け取って開けてみれば綺麗な水色のスマホケースが出てくる。

「珍しいね、香澄ちゃんが水色なの」って萩原が言えば「だっておまわりさんの色だもん」ってくすくす笑いながら香澄ちゃんが新しいケースを付けたスマホを二人に見せて「どう?可愛い?」って笑うから「ん、可愛いじゃん」って松田がふっと笑って香澄ちゃんの頬を撫でる。

「私じゃなくて」ってぶすっと香澄ちゃんが唇を尖らせれば「はいはい、ケースも可愛い可愛い」って萩原が笑いながら香澄ちゃんの頭をなでこなでこって撫で回すから「こっち見てよ!」って新しいケースを主張する香澄ちゃんがいる。

「あ、そうだ。ねえ、何でさっき私が出ようとしたら止めたの?」って香澄ちゃんがそう言えば、って思い出したように言えば萩原と松田が顔を見合せてから「そりゃぁ…ねぇ…?」「まあ…そりやそうだよなぁ…?」って二人で納得し合ってるから「えっ、何?私だけ仲間はずれ?」って香澄ちゃんが益々首を傾げちゃう。

「香澄ちゃんが可愛いからだよ」ってくすくす笑った萩原に言われて「?意味わかんない」ってぶすっと唇を尖らせれば「こんな遅い時間にお前一人を玄関先に出すわけねぇだろ。警戒心持てよ」って松田に額を小突かれる。

「警戒心って…だって宅配って分かってたじゃん」って言う香澄ちゃんに「分かってないなぁ〜〜!」って萩原が香澄ちゃんの頬を両手でむぎゅむぎゅ揉みながら「配達業者のフリして悪いことする人もいるんだよ」って言えば「それにお前がこの家に一人で住んでるって思われたら余計悪いヤツらが目付けんだろ」って松田も呆れたように言う。

「もしかして、私のためですか」って言えば「ふは、今更かよ」って松田が笑って「当然でしょ、おバカさん」って萩原も楽しそうに笑ってて、すごく大事にされてることが分かって顔が熱くなっちゃうね。
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