ちょっと頭痛いかなぁ…って思いながらも家の事をあれこれやってたら後ろからぎゅっと萩原に抱き締められて「頭痛いでしょ」って言われるからびっくりして「え、何で分かったの?」って聞いたら「分かるに決まってるじゃん。香澄ちゃんのことずっと見てるんだから」って苦笑いされちゃう。
「今日はもうおしまい。薬飲んで寝よう?」って言われるから「動ける内に終わらせちゃいたいんだもん」って返したら「動けるくらいの軽い内に薬飲んで寝た方がいいに決まってるでしょ。何で限界まで頑張ろうとするの」ってやんわり怒られる。
「全部あとは俺がやるから。香澄ちゃんは薬飲んで早く寝ること。いい?」って両手で頬を包み込みながら言われて「……わかった」って渋々頷くんだけど、いつも一緒に寝てる大きいベッドに一人なのが寂しくなっちゃってぺたぺたリビングまで戻っちゃう。
「どうしたの?寂しくなっちゃった?」って笑いながらこっちまで来てくれる萩原にこくん、と頷いてぎゅうって抱きついたら何だか涙まで出てきちゃって一度零れた涙は「ごめ…っ、ごめん…、めいわく、かけて、ごめん…」ってどんどん溢れてくる。
「迷惑なんてかかってないよ。泣かなくて大丈夫。一人にしてごめんね、寂しかったね」ってふわっと縦抱きにされてぐすぐす鼻を啜りながら首にきゅうっと腕を回してしがみつく。ぽふっとベッドに優しく下ろされて、萩原が隣に寝転んで「おいで、香澄ちゃん」って言ってくれるから胸元に顔を埋めて目を閉じる。
背中をとん、とん、ってゆっくり撫でられて「ちゃんとここにいるからね、大丈夫だよ」って優しい萩原の声が聞こえて、ぽかぽかと体があったかくなっていくのが分かる。「研二くん、」って名前を呼べば「なぁに」って笑って返事をしてくれて「ありがとう」ってお礼を言えば「どういたしまして」って香澄ちゃんの頭のてっぺんにちゅってキスを落としてくれる。
そのまま香澄ちゃんが眠るまで傍にいてくれるから、安心してぐっすり眠れるよね。