同窓会で久しぶりに出会った初恋の萩原くんに「香澄ちゃんさ、あの時好きな人いたでしょ?俺が、ずっと香澄ちゃんのことが好きで、フラれるのが怖くて告白しなかった…って言ったらどうする?」って言われて「……あの時好きだった人は、あなただよって言う、かな」って返したら恋が始まる。
香澄ちゃんの返事を予想していなかったから、ぽかんと口を開けて固まっちゃった萩原に「……何か、言ってよ」ってふいっとそっぽを向きながら返す。香澄ちゃんの耳が真っ赤になってるのを見て、堪らず手をぎゅっと握って「今は、好きな人、いる…?」って萩原が聞くから「いるよ、」って小さな声で香澄ちゃんが返す。
その返事に息を飲んで、ぎゅううって手を握る力を強めた萩原が「香澄ちゃんに、好きって言ったら、迷惑になる…?」ってズルい聞き方をしてくるから「……別に、ならないよ」って香澄ちゃんもズルい返事をする。
しばらく手を繋いだまま沈黙が流れて「俺、あの時から、ずっと香澄ちゃんが好きだよ」って萩原が意を決したような顔で告白をする。「…私も、ずっと好き」って香澄ちゃんが返事をすれば、萩原が指を絡めるように手を繋ぎ直して「おれと、つきあってくれますか」って震える声で言うから「うん、おねがいします」って香澄ちゃんもふんわり嬉しそうに微笑んで、二人で笑い合う。
「俺、ずっとカッコ悪いじゃん」って困ったように笑う萩原に「そんなことないよ。萩原くんは、あの時から、ずっとかっこいいよ」って香澄ちゃんが言うから萩原の顔が赤くなる。片手で口元を隠すように覆って「…香澄ちゃんの方がかっこいいかも」って言うから思わず声を上げて笑っちゃうよね。