ふざけんな!!!出てけ!!!

※ホラー注意※

チャイムが鳴ってモニターを見るけど誰もいなくて「あれ?」って首傾げてたら遊びに来てた萩原が「どしたの?」って聞いてくる。「チャイム鳴ったんだけど、誰もいなくて…」ってモニターを指差しながら言えば「チャイム?鳴った?いつ?」って不思議そうな顔で言われてゾッとする。

「…え、?い、今鳴ったじゃん…冗談やめてよ…!」ってモニターから離れて萩原の方に近付くけど萩原が本気で不思議そうな顔してるから鳥肌が止まらない。「っ、き、気のせいだよ…!気のせい…!」って言い聞かせてモニターの画面をオフにするんだけど、すぐにピンポーンって音と一緒にモニターがパッと付く。

慌てて萩原を見て「ほ、ほら!鳴ったじゃん…!」って言ったら「鳴…って、ないよ…?いや、モニターは付いたけど…」って言われてもう耐えられない。「や、やだ…!ねえ、嘘つかないでよ!怖いじゃん!」って泣きそうになりながら言っても萩原は本気で聞こえてないから「いや…!嘘じゃねぇって!」って困った顔してる。

けれどモニターを見た瞬間に目を見開いて「ッ、香澄ちゃんこっち来て」って香澄ちゃんの腕を引っ張って抱き寄せる。いつもと違う乱暴な手付きに「わっ…、なに…!?」ってびっくりしてれば「……あの人、知り合い?」って聞いてくるから、今度は香澄ちゃんが不思議そうな顔できょとんと首を傾げる。

「あの人って?」って聞けば「…あの人、モニターに映ってんじゃん」って言われてモニターを見るけど誰も映ってない。「な、なに…ほんと、怖がらせるの。やめてよ…」って泣きそうになりながら萩原の服をぎゅうっと握れば「お、いおい…冗談キツイって、まじで勘弁しろよ…」って萩原の顔が青くなるから、もう怖くてモニター見れない。

真っ白なワンピースのを着た長い黒髪の女の人が、しっかりとモニターに映っているのに香澄ちゃんには見えてない。萩原が慌ててモニターの画面をオフにするんだけど、すぐにパッと付いて女の人がずっといる。

香澄ちゃんはモニターの画面が付くのと同時にビクッと肩を震わせていて、明らかに萩原には聞こえてない音が聞こえてる。「や、やだぁぁああ!!も、もうやだ!!」ってしゃがみ込んで泣いちゃった香澄ちゃんの肩をぎゅっと抱き寄せるけど内心萩原も意味が分からなくて本気で怖い。

もうモニターの主電源ごと切ってしまえ、と思って主電源をオフにして「香澄ちゃん、今日はもう遅いし、明日の朝、明るくなってから見てみよう。ね?」って泣いてる香澄ちゃんを抱き締めてたら、香澄ちゃんの肩が震えてモニターの画面がパッて付く。

「な、んで…だよ、」って萩原の震えた声に重なるように玄関の扉がダンダンダンダンッッ!!!って激しく叩かれる。「やだっやだ、やだやだ…!やだっ!けんじくん、やだ、こわい」って香澄ちゃんはもうパニックになってて、何とか抱き締めてるけど萩原も心臓バックバクで「だ、いじょ、うぶ…っ、だい、っじょーぶ、」って震える手で香澄ちゃんを抱き締める。

ずっと扉が叩かれててモニターには女の人がずっと映ってて、香澄ちゃんにはずっとチャイムの音が聞こえてる。どうしたらいいのか分からなくて、でもこのままじゃダメだと思って「い、いい加減にしろよ!!!ふざけんな!!!出てけ!!!二度と来んじゃねェよ!!!」って香澄ちゃんを抱き締めながら萩原が叫んだ瞬間、ブツッて音がしてモニターは画面が消えるし、扉を叩く音も消える。

香澄ちゃんに聞こえていたチャイムの音も無くなって、急にシーンって静かになるから萩原と香澄ちゃんの呼吸の音だけが部屋に響く。「な、なんだったんだよ、今の…」って言う萩原に「このいえやだ、でてく、こわぃぃ…」って香澄ちゃんがしがみ付いてギャン泣きする。

この出来事が何だったのかはずっと分からないまま。香澄ちゃんが怯えに怯えて、引越しを機に同棲しよう!ってことになって2人で住むためのお部屋を借りることになるし、平和な二人暮しが始まる。あの部屋にいたのか、建物にいたのか、はたまた偶然近くを通りかかっただけなのか。全ては神のみぞ知る。
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