口の端に付いてたソースを指で取って「はい」って香澄ちゃんに向けてくる萩原に「えっ」って固まったら「いらないの?」ってきょとんとされて、あたふたしてたら「じゃあ俺が食べちゃうけど…いい?」って言われて心臓バクバクになっちゃうし、どっちを選んでも恥ずかしすぎてどうしよう。
真っ赤な顔で固まる香澄ちゃんに「俺は、どっちでもいいよ」って萩原がふわっと微笑む。「あ、えと、…い、る…」って答えたら「はは、いいよ。はい、あーん」ってソースが付いた指を差し出されて恐る恐るぺろ、って舐める。
恥ずかしすぎて萩原の顔が見れなくて俯いてれば「美味しい?」って聞かれてこくこく何度も頷くしかない。恥ずかしいのを誤魔化す様に、慌てて食事を頬張れば自分でも分かるくらいしっかり口の端にソースが付いちゃって「〜〜ッじ、じぶんで!自分で取るから…!」ってガタッと立ち上がっちゃう。
そこでようやく萩原の指に付いたソースもティッシュで拭っちゃえば良かったんじゃん!って気付いちゃって「さ、さっきの…!ふ、拭いたらよかったじゃん!」って半泣きで抗議の声を上げる。
一人でわたわたしてる香澄ちゃんが可愛すぎて「ふは、あははっ!香澄ちゃん、顔真っ赤だよ」って萩原が声を上げて笑うから「だ、誰のせいだと…!」って香澄ちゃんが益々顔を真っ赤にして怒る。
「意地悪してごめんね?香澄ちゃんが可愛くてさ」ってクスクス笑った萩原がさっきソースを拭った指をぺろ、って舐めるから「け、研二くん!」って香澄ちゃんが怒る。「ほら、早く食べないと冷めちゃうよ」って笑う萩原に「もう知らない!」ってぷんすこ怒りながらご飯を食べる香澄ちゃんがいるよ。