ちゅー終わってないでしょ

香澄ちゃんから「ちゅー、する…?」って聞かれた萩原が「えっ、する」って真顔で即答するから香澄ちゃんが「そ、そんな真顔で…」ってちょっとたじたじになっちゃう。でも萩原はそんなの気にしてる余裕無いから「彼女にそんな可愛いこと言われてしないって言う奴いないでしょ」って笑う。

香澄ちゃんの腰に手を回して顎をクイッと持ち上げた萩原がちゅ、って優しく唇を落とす。それから上唇を食むようにかぷ、ってするから香澄ちゃんの肩がビクッと揺れて「ちゅー、するんでしょ?」って笑った萩原が今度は唇を食べるように噛み付いて来るから「んっぅ…ふ、」って鼻から抜ける声が漏れる。

そのまま唇の隙間から舌がぬるりと入ってきて上顎を撫でるように動くから、背中がぞわぞわしちゃう。「ぉわり、…っもぉ、おわり、っ…!」って言っても「無理。まだちゅー終わってないでしょ」ってギラついた目で噛みつかれて逃げられない。

唇をぎゅっと噛み締めても顎の下をくすぐられて力が抜けちゃうし、キスの合間にずっと可愛い、好き、って言われ続けるから頭がくらくらしてくる。でも香澄ちゃんがキスに夢中になってきた辺りで突然「はい、おしまい」って解放されるから「ぁ…ぇ、?」って香澄ちゃんが目をぱちぱち瞬かせる。

「ごめんね、がっついちゃった」って頭をぽんぽんって優しく撫でられるんだけど、止めないで欲しくて「やだ、やだけんじくん、ちゅーしたい、」って泣きそうな顔で香澄ちゃんが萩原の手を握る。

「だってもう終わりって言ってたじゃん」って困った顔で萩原が香澄ちゃんの顔を覗き込めば「ちがうの、やだ、ちゅーするの」って香澄ちゃんの方からたどたどしくキスをしてくる。

「ちゅーするの?」って香澄ちゃんの頬を撫でれば「うん…っする、するの、」って言うから「ん、じゃあちゅーしよっか」って笑った萩原が優しく唇を重ねてくれる。ゆっくりゆっくり深くなっていくキスに香澄ちゃんはもう目をとろんとさせながら溺れてるから、可愛くてついつい意地悪しちゃうね。
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