香澄ちゃんから「ちゅー、する…?」って聞かれた松田が「は?」って目を見開いて固まるから「な、なーんて…」って冗談だよ〜って言おうとしたら大きな手に手首を掴まれて「冗談になんか、させっかよ」って唇が重なって、ぬるりと舌が入ってくるからびっくりして舌を引っ込めちゃう。
それを引っ張り出すように絡め取られて「ん…っぁ、ふぁ、」って声が漏れちゃう。手首を掴まれてるから逃げられないし「お前がするって言ったんだろ」ってギラついた目で見つめられたら受け入れるしかない。
ぢゅっ、って舌を吸われて口の端からぽた、ぽた、って唾液が伝うくらい激しいキスに頭がくらくらしちゃって「じん…っぺ、くん、…っまって、…、」って言えば、ゆっくり唇が離れて「なんだよ」って至近距離で目が合う。
「もう、おわり…っんぅ、」って言葉を遮るように唇に噛みつかれて「まだ終わんねーよ」ってふっと表情を緩めた松田の優しい表情とは裏腹に、呼吸すら奪うような乱暴なキスに溺れる。表情も声色も、とびきり優しいのにキスだけは優しくなくて。
ようやく唇が離れた時には、香澄ちゃんは息も絶え絶えで、ぼんやりしてる。「香澄、」って名前を呼びながら首筋を指でつつ、って撫でられるから香澄ちゃんの体がビクッと跳ねる。
「もうへばったのかよ」って笑いながら首筋に唇を寄せる松田から逃げるように身を捩るけれど、手首を掴まれてるから逃げられなくて体を震わせることしか出来ない。「煽ったのはお前だろ」ってニヤッと笑った松田に無理やり視線を合わせられて、また唇が重なる。「逃がさねぇ」ってギラついた目で見つめられたら、もう逃げられる気がしない。