すっげぇドキドキしてるよ

幼なじみの香澄ちゃんに「研二ってさぁ…キス、したことある?」って聞かれた萩原が、内心ドキドキしながらも平然を装って「なんで?」って聞いたら「……したことないから」って言われるから「じゃあしてみる?俺とキス」って香澄ちゃんの手をぎゅっと握って、ぱちりと視線が交わる。

良いとも、ダメとも言わない香澄ちゃんにゆっくりと顔を近付ければきゅっと目を瞑るから「いいの?香澄のファーストキス、もらっちゃうよ」って思わず笑っちゃう。ビクッと肩を揺らした香澄ちゃんの返事を聞かずに唇を重ねて、ゆっくりと離れる。一瞬触れるだけの、優しいキス。

「どう?」って笑う萩原に「…ちょっと、どきどき、した」って香澄ちゃんが視線を彷徨わせるから「本当に、ちょっとだけ?」って萩原がゆるりと微笑む。香澄ちゃんの手の甲を指先でそっと撫でて、手首、腕、と指を滑らせる。

首筋に指を這わせて「おれ、すっげぇドキドキしてるよ」って萩原が笑うから香澄ちゃんの心臓も大きく跳ねる。「っ、な、なんで、」って声を震わせる香澄ちゃんに「何でって、そりゃ香澄とキスしたからね」って肩を震わせて笑えば「だって、きすくらい、いっぱいしてるでしょ…?」って香澄ちゃんがふいっとそっぽを向く。

「いっぱいなんてしてないよ。まあ香澄よりはしてるけどさ」って笑った萩原がそっぽを向いた香澄ちゃんの頬に手を当てて「こっち向いて、香澄」って言えば香澄ちゃんの視線がゆっくりと萩原の方に向く。

「好きな子とキスするんだから、ドキドキして当然でしょ」って笑って香澄ちゃんの唇にもう一度キスをすれば、香澄ちゃんの肩がびくりと跳ねる。ちゅ、ちゅ、って何度も触れては離れを繰り返していれば、香澄ちゃんの呼吸が荒くなっていく。

「どう?ドキドキしてる?」って萩原が香澄ちゃんの手を握れば「どきどきしすぎて、しんじゃう」って香澄ちゃんが泣きそうな顔をするから「おれも、香澄が可愛すぎて死ぬかも」ってもう一度キスをする。何度も、何度も唇を重ねて、甘いキスに二人で酔いしれた。
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