香澄ちゃんに「ちゅー、する…?」って聞かれた降谷が「へぇ…?」って視線を向けてくるから嫌な予感がして後ずさるけれど「逃がす訳無いだろ」って手首を掴まれて逃げられない。
せめてもの抵抗で俯くけれど「君が煽ったんだ。責任は取ってもらうぞ」って降谷の手が伸びてきて首筋を撫でる。 ビクッと肩を揺らした瞬間、降谷の長い指先でくんっと上を向かされて唇が重なる。
驚いて目を見開く香澄ちゃんの後頭部にするりと手が回ってきて逃げることを許してくれない。「んん…っ、んー…っ!」って唇をきゅっと結んで必死に抵抗すれば「強情だな」ってふっと笑った降谷がぺろ、って唇を舐めてくる。
唇を食んで、舐めて、重ねて。一度も離れてくれない唇のせいで息ができなくて、ほんの少しだけ唇を緩めたが最後もっと深く口付けられて息が苦しくなる。「れぇ…っく、おわ…っりぃ…!っも、おわ…っ、ふぁ、っ…ん、」って降谷の服の裾を握り締めて縋り付くけど「終わる訳ないだろ。責任取ってもらうって言ったの、忘れたのか?ほら、口開けて」って許して貰えなくてまた唇が重なる。
後頭部に回された手がくしゃりと髪の毛を撫でて、腰を撫でる手に全身が震える。甘い口付けに香澄ちゃんの腰が抜けても、そんなのお構いなしに片手で軽々と支えたままキスをされて本当に逃げられないね。