親戚の家に引き取られた景光のお姉ちゃんになった香澄ちゃんのお話。
喋れなくなった景光に優しく寄り添ってくれて、話ができるようになった時には涙を流して喜んでくれて、大事に大事にしてくれた香澄ちゃんへの思いが大好きなお姉ちゃんから、大事にしたい女性に変わっちゃう景光がいる。
久しぶりに帰ってくると「ちゃんとご飯食べてる?」とか「必要なものがあったら買うから言ってね」とかお母さんみたいな事ばっかり言ってくる香澄ちゃんに「姉さん、俺もう子供じゃないよ」って苦笑いの景光がいる。
「子供じゃなくても私の可愛い弟であることには変わりないでしょ」って楽しそうに笑いながら頭を撫でられて複雑なんだけど嬉しいからされがまま。「ちょっと見ない内におっきくなったねえ」ってニコニコ笑いながら景光の髪の毛を乾かしてくれる香澄ちゃんに「姉さんも、綺麗になったね」って景光が笑うから「そんなお世辞まで言えるようになったの…?」って香澄ちゃんがびっくりする。
「お世辞じゃないよ」って笑う景光に「ふふ、景光もイケメンだね」って香澄ちゃんが笑うから「ほんと?嬉しいな」って頬が緩む。「姉さんの髪、俺が乾かしていい?」ってくるっと振り返って聞いて来た景光に「私これからお風呂だよ?寝るの遅くなっちゃうし…」って香澄ちゃんが困ったような顔をするから「待ってるからいいよ。ゆっくり入ってきて」って笑いながら香澄ちゃんを送り出す。
自分よりも小さな体と小さな手。でも一人ぼっちになった自分を支えてくれたのは紛れもない香澄ちゃんで。そんな香澄ちゃんが大好きで、大切で、誰よりも何よりも大事にしたいと思ってる景光に香澄ちゃんも少しづつ絆されていくよ。