気長に頑張ってみましょうかねぇ

【だいぶ手遅れじゃない?】の続きみたいな

※吸血鬼パロ※

ダメダメ吸血鬼の香澄ちゃん、毎日では無くとも定期的に血を飲まないと具合が悪くなっちゃうんだけど、吸血が下手すぎて血を買ってたことが発覚。「でもお金無くて買えなくて…」ってしょんぼりする香澄ちゃんの頭を撫でて「それであの時倒れてたんだ」って萩原が苦笑いをする。

「あの時も全然噛めてなかったもんねぇ」って香澄ちゃんの頭を撫でる萩原に「……噛めてるもん」って香澄ちゃんが不満そうに唇を尖らせる。「じゃあ噛んでみな。ほら、俺の手、噛んでいいよ」って萩原が手を差し出せばムッとした顔で「後悔してもしらないからね!」って言った香澄ちゃんが萩原の手首にかぷ、って歯を立てる。

でも一向に痛みは襲ってこないし、ずっとかぷかぷ、かじかじ、って甘噛みをされてるような感覚だけが続いてて「ふ…っ、くくっ…ふは、」って顔逸らして肩を震わせて萩原が笑っちゃう。

「笑わないで!」って怒りながらがぶって香澄ちゃんが噛み付いて、ようやくちょっとだけぴりっと痛みが走るんだけど、全く血は出てないから香澄ちゃんが「な、なんで…!」ってショックでわなわな震えてる。

「ん〜噛む力の問題なのかな。香澄ちゃん、口開けてごらん。あー、」って萩原が香澄ちゃんに向かって口を開けるから釣られるように話ちゃんもぱかって口を開ける。

「吸血鬼ってさぁ、牙あるんだよね?」って言う萩原に「あうお」って口を開けたまま香澄ちゃんが肯定の返事をすれば「ん〜〜…これはなぁ、牙って言わないでしょ」って萩原が苦笑いをしながらちっっちゃな牙をつんつんってつつく。

香澄ちゃんの口の中にあったのはちょっと鋭い犬歯かな??くらいのささやか〜〜な牙で「そりゃ噛めねぇわな」って萩原が納得したようにうんうんって頷きながら香澄ちゃんの頭を撫でる。

「成長したりするの?これ」って萩原の質問に「……たぶん」って香澄ちゃんが返すから「んじゃ気長に頑張ってみましょうかねぇ」ってくすくす笑いながら香澄ちゃんの頬を両手でむにむにしちゃうんだよね。
backtop