【見返りが欲しい訳じゃないよ】の続きみたいな
※吸血鬼パロ※
ダメダメ吸血鬼の香澄ちゃん、会話の流れでサラッと自分が吸血鬼であることを話してしまって慌てて口元を覆って「はっ…!い、今のなし!」って言うんだけど「う〜ん、もうだいぶ手遅れじゃない?だってほら、出会いがあれじゃん?」って萩原に苦笑いで返されて泣いちゃう。
「ご、ごめんなさい、うらないでください、やだ、なんでもするから、うらないで、」ってぽろぽろ泣きながら萩原の服を掴んでるから「売るって、えっ…いやいやいや、待って待って。売らないよ!?」ってギョッとする。
「うっ、うら、うらない…?」って泣きながら聞かれて「売らないよ。大丈夫大丈夫」って背中をとんとんって撫でてあげれば、ずびずび鼻を啜りながら胸元に頭を擦り寄せてくるから可愛くて唸っちゃう。
「吸血鬼ってバレたら売られちゃうもんなの?」って頭を撫でながら萩原が聞けば「わかんない …」って言いながら香澄ちゃんが頭をぐりぐり押し付けてくる。「分かんないのか」って肩を竦めて笑えば「わたしは、売られたから、逃げてきた」ってとんでもないセリフが飛んできて「ハァッ!?」って思わず大きな声が出る。
萩原の声にビクゥッ!って肩を揺らした香澄ちゃんの目にたちまち涙が溜まるから「ああぁ…ごめんごめん。びっくりしたね、ごめんね」って抱き締めて頭を撫でる。「う、うらないで、やだ、もうこわいのやだ」って泣く香澄ちゃんに「売らないよ。大丈夫大丈夫」って背中を撫でながらあやしてあげる。
ぐすぐす泣いてた香澄ちゃんだったけど、すぐに萩原の腕の中ですうすう寝息を立て始めるから「ご飯食べて泣くだけ泣いて寝ちゃうんだもんなぁ…」ってあまりの赤ちゃんっぷりに笑っちゃう。